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ラスベガス観光局、イーロン・マスク氏の自動運転EVを活用した「高速地下シャトル」建設を承認

マッカラン国際空港とラスベガス・コンベンションセンターなどを接続

2019年3月20日(現地時間)発表

ラスベガス観光局が計画を承認した「高速地下シャトル」のイメージ図

 ラスベガス観光局は3月20日(現地時間)、取締役会でイーロン・マスク氏が代表を務める「ザ・ボーリング・カンパニー」による高速地下シャトル計画を承認したと発表した。

 この取締役会の承認を受け、ラスベガス観光局とザ・ボーリング・カンパニーは実際のデザイン、工事や運行の計画、契約内容を詰め、6月までに開催予定となっている次回の会議で最終承認を得ることになる。

 新たに建設される公共交通機関では、自動運転のEV(電気自動車)を利用する高速地下シャトルによって乗客を輸送。CESの会場ともなっているLVCC(ラスベガス・コンベンションセンター)をはじめ、ダウンタウン、ラスベガス・ブルバード(ストリップ通り)のリゾート施設とマッカラン国際空港などが地下で接続される。LVCCは現在拡張工事が行なわれており、2021年のCES開催時には会場規模がさらに200エーカー(約81万m 2 )拡張される計画になっていることから、施設内の輸送システムが必要になっているという。

 ラスベガス観光局 CEO兼プレジデントのスティーブ・ヒル氏は「ラスベガスが世界トップクラスのトラベル・デスティネーションだという評判は、技術革新とホスピタリティで裏付けられています。このプロジェクトは、われわれの基本理念が、いかに実利のともなった体験をコミュニティや来訪客の皆さまに創生していくことができるかという例とも言えます」とコメントしている。