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室屋義秀選手、レクサスカラーでアクロバット飛行。F-35やオスプレイも飛んだ「岩国航空基地フレンドシップデー」
2019年5月6日 09:42
- 2019年5月5日 実施
5月5日、「岩国航空基地フレンドシップデー2019」(以下、FD19)が米海兵隊・海上自衛隊岩国基地で開催された。このイベントは日米親善をテーマとして毎年5月5日に開催されているもの。広大な基地内の一部を一般開放しており、さまざまな食事やアトラクションが楽しめるほか、米海兵隊の最新航空機や自衛隊の航空機の地上展示に加え、天候に問題がなければ飛行展示が行なわれる。
さらに岩国基地には、米海軍厚木基地に配備されていた部隊が2017年より移動してきており、米空軍三沢基地と並び米軍関係では大規模な飛行展示の行なわれるイベントとして知られている。航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」飛行展示を予定していたが、使用機であるT-4のエンジン不具合対策により当面展示飛行中止となりキャンセル、その分、米軍関係の飛行展示プログラムが充実したものになっていた。
レッドブル・エアレース ランキングトップの室屋選手がレクサスカラーの航空機で参加
この岩国航空基地フレンドシップデーに、空のF1と呼ばれる「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」に参戦する室屋義秀選手も参加。室屋選手は、アジア人として初めてのチャンピオンを2017年に獲得したほか、2019年シーズンも初戦のアブダビを優勝。現時点でシリーズポイント1位となっている。ちなみに第2戦はロシアのカザンで6月15日~16日に開催され、日本戦は9月7日~8日に開催(チケット発売は5月1日から)される。
世界有数のパイロットである室屋選手がFD19の飛行展示の相棒に選んだのは、レクサスカラーの「エクストラ 300SC」。近年は富士スピードウェイで開催されるSUPER GTでも展示飛行を行なっているので、夏の富士戦に訪れた人は、その迫力のフライトを見たこともある人はいるだろう。
航空基地で行なわれるフライトだけに、FD19でのフライト内容は充実したもので、愛機エクストラ 300SCを自在に操り、ムロヤホイールなどのスペシャルマニューバを数多く実施。レッドブル・エアレースのシミュレーション飛行も行ない、観客の熱い声援を受けていた。
また、グッズを購入したら2分の1の確率で室屋選手のサインがもらえるサイン会を実施しており、そこには長い行列もできていた。
F-35B ライトニングIIやMV-22 オスプレイ、F/A-18F スーパーホーネットが飛びまくる
前述したようにブルーインパルスの飛行展示がなくなったFD19だが、その飛行展示は充実したもので、岩国基地に所属するF-35B ライトニングIIやMV-22 オスプレイ、F/A-18F スーパーホーネットが激しい飛行展示を行なった。
そのほか米太平洋空軍(PACAF)のViper Demo Teamに所属するF-16Cもさらに激しい飛行展示を実施。とくに室屋選手がサイン会をしていた時間帯にあたる午後の飛行展示では、F-35やF/A-18の後だけにF-16の性能を見せつけるような飛行展示を実施していた。