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レッドブル・エアレース開幕戦、室屋義秀選手がアブダビ大会を優勝。2位とは0.003秒差

2017年最終戦インディアナポリス⼤会以来の1位表彰台

2019年2月9日(現地時間) 決勝

2017年の最終戦インディアナポリス⼤会以来の優勝となった室屋義秀選⼿(表彰台中央)

 アラブ⾸⻑国連邦(UAE)で開催された「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ 2019年シーズン」開幕戦は、2⽉9⽇(現地時間)に決勝レースが行なわれ、日本人パイロットの室屋義秀選⼿が優勝。室屋選手はアブダビ大会で初勝利を果たした。

 決勝レースを勝ち上がった4名のパイロットでタイムを競う「ファイナル4」で、室屋選⼿は1番⼿のフライトで53秒780のタイムを記録。最終コーナーからゲート14に侵⼊する際に機体の体勢を崩しかけたがペナルティなくゴールした。

 残る3選⼿は、ニコラス・イワノフ選手がエンジントラブルで離陸できずDNS(Did Not Start)で不戦敗。次にフライトした、2018年のアブダビ⼤会の勝者マイケル・グーリアン選手が54秒009を記録。最後にフライトした2018年のワールドチャンピオン マルティン・ソンカ選手は、室屋選手から0.003秒差となる53秒783を記録。

 これにより室屋選⼿が勝利。室屋選手は2017年の最終戦インディアナポリス⼤会以来の優勝を果たした。

 決勝後、室屋選⼿は「FP1(フリープラクティス1)からファイナルまで⾮常に安定して⾶べていたので、それで予選も⾸位で3ポイント取ることができましたし、ファイナルもギリギリでしたけど勝ち抜くことができ、最終的に最⼤28ポイントを獲得できたということで⾮常によいスタートを切れたと思います。2017年の(最終戦)インディ(アナポリス)から今まで1年以上勝ちがなく、1位は⾮常にハッピーなんですけど、2位だとどうしても『こうしたら勝てた』『ああしたら勝てたんじゃないか?』という思いが出てくるので、1位は別格ですね。今はこの1位を味わいたいと思います」とコメントしている。

ファイナル4結果

1位:室屋義秀(⽇本):53秒780(25+3ポイント)
2位:マルティン・ソンカ(チェコ):53秒783(22ポイント)
3位:マイケル・グーリアン(アメリカ):54秒009(21+1ポイント)
4位:ニコラス・イワノフ(フランス):DNS(18ポイント)