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国交省、「不正改造車を排除する運動」強化月間。6月より順次開始

違法マフラーなど不正改造車の排除を集中的に実施

2019年5月29日 発表

 国土交通省は5月29日、「不正改造車を排除する運動」強化月間として、6月(近畿・沖縄を除く運輸局)、7月(近畿運輸局)、10月(内閣府沖縄総合事務局)を定め、各地方運輸局で不正改造車のより一層の排除に向けた取り組みを集中的に実施すると発表した。

 不正改造車を排除する運動は、安全を脅し環境悪化の要因となる不正改造車の排除に対する社会的気運の高まりを受けてのもの。全国で163回以上の街頭検査を実施するなど、関係省庁、自動車関係団体などと連携していく。

 街頭検査では、違法マフラーの装着、車体外にはみ出すタイヤの装着など悪質な不正改造車を公道から排除するため、警察機関、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会などと連携して、違反車両に対して整備命令を発令する。

 また、不正改造を「しない」「させない」ための啓発活動として、ポスターやチラシなどにより、マスメディア、インターネットサイト、SNSなどを利用して、積極的に広報を実施するほか、全国のバス事業者の協力によるバス車両への広報横断幕の掲示、自動車整備士養成施設などへの出前講座を実施する。

 そのほか、不正改造車に関する情報収集として、各運輸支局等に「不正改造車・迷惑黒煙情報提供窓口」を設置。寄せられた情報をもとに、不正改造車ユーザーへ改善・報告を求めるハガキを送付するなど、不正改造車の排除のための諸活動に活用する。

不正改造を「しない」「させない」ためのポスターやチラシ