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独BMW、“世界で最も黒い黒”の新型「X6」をフランクフルトショー 2019で世界初公開
反射率1%の「ベンタブラック VBx2」で塗装
2019年8月28日 13:18
- 2019年8月28日(現地時間)発表
独BMWは8月28日(現地時間)、“世界で最も黒い黒”という「ベンタブラック」のブラックコーティングをまとった第3世代の新型「X6」をフランクフルトショー 2019で世界初公開すると発表した。
このベンタブラックはサリーナノシステムズが製造する、反射率が0.2%というほとんど光を反射しないブラックコーティング。このベンタブラック塗装を施すとすべてが2次元のように見え、人間の脳は穴を見ているかのような解釈をするという。
ただし、このベンタブラックは車両の塗装には不向きなので、今回ワンオフされた新型X6には1%という低い反射率を持つ「ベンタブラック VBx2」が用いられたという。
デザインワークスのオートモーティブデザイン クリエイティブディレクターであり、新型BMW X6の設計責任者でもあるフセイン・アル・アター氏は「ベンタブラック VBx2により、表面や線ではなくシルエットやプロポーションといった基本的な部分を前面に出すことができるため、新しい可能性を切り開ける」と話している。