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トヨタ、米テキサス工場に約420億円の投資計画発表
アイシンAWも約4億ドルの投資で新工場建設
2019年9月18日 10:50
- 2019年9月17日(現地時間) 発表
トヨタ自動車は9月17日(現地時間)、米国テキサス州サンアントニオ市にある生産工場Toyota Motor Manufacturing, Texas, Inc.(TMMTX)において、2021年にかけて3億9100万ドル(約420億円)を投資する計画を発表した。
同日、トヨタグループのアイシン・エィ・ダブリュも米国における新たな生産拠点をテキサス州シボロ市に建設すると発表。新工場建設に伴い、アイシン・エィ・ダブリュは2023年までの5年間で約4億ドルを上限とする投資と、約900名の新規雇用を予定している。
トヨタのTMMTXはピックアップトラック「タンドラ」「タコマ」の生産工場。今回の投資は、ライトトラックへの高い需要が続く米国の市場環境を踏まえて、トラック生産工場であるTMMTXの中長期的な競争力向上を目指して、新しい生産設備の導入など工場の刷新を進めるとしている。なお、この投資は2017年1月と2019年3月に公表した、2017年~2021年までの5年間で約130億ドルを米国に投資する計画の一環となる。
テキサス州のグレッグ・アボット(Gregg Abbott)知事は「テキサス州は、トヨタやAWのような革新的な企業からの投資により、製造業に優れる州としての地位を高め続けています。両社がサンアントニオ地域に合計約8億ドルの投資を行なうことは、テキサス州の比類なき労働力や、過度な政府規制や税制のない事業環境を作り上げるために州として取り組んできたことを証明するものです。トヨタとAWが、テキサス州に多くの雇用をもたらすことに感謝しています。そして、すでに強力な私たちのパートナーシップをさらに強固にしていけることを楽しみにしています」とコメント。
Toyota Motor North AmericaのExecutive Vice PresidentでChief Administrative Officerを務めるクリス・レイノルズ(Chris Reynolds)氏は「私たちは60年以上にわたる米国での歴史を通じて、大きなバリューチェーンを生み出し、テキサス州においても2003年より生産事業を拡充してきました。トヨタは、米国における10の工場、1500の販売店ネットワーク、そして広範囲にわたるサプライチェーンやその他のオペレーションにより、直接・間接含めて47.5万人以上の雇用を生み出しており、今後も米国事業への投資を続けていきます」とコメントしている。