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三菱自動車、「MI-TECH CONCEPT」「Super Height K-Wagon Concept」東京モーターショー 2019で世界初公開
クロスオーバーSUV「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER」日本初公開
2019年10月3日 13:30
- 2019年10月3日 発表
三菱自動車工業は10月3日、東京 お台場臨海副都心エリアで開催される「第46回 東京モーターショー 2019」(一般公開日:10月25日~11月4日)の出展概要を発表。スモールサイズの電動SUVコンセプトカー「MI-TECH CONCEPT(マイテックコンセプト)」、新型軽コンセプトカー「Super Height K-Wagon Concept(スーパーハイト軽ワゴンコンセプト)」を世界初公開、3月のジュネーブ国際モーターショーで世界初公開したクロスオーバーSUVのコンセプトカー「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER(ミツビシ・エンゲルベルク・ツアラー)」を日本初公開する。
「MI-TECH CONCEPT(マイテックコンセプト)」
9月18日に第1報が伝えられているマイテックコンセプトは、「光と風を感じながら大地を駆け抜ける電動SUV」をコンセプトに開発されたモデル。大きく張り出した4輪のフェンダーがSUVらしい力強さを表現し、ルーフのないタルガトップスタイルのボディが“光と風を感じながら大地を駆け抜ける”イメージを表わしている。
軽量・小型化した新しいプラグインハイブリッドEV(PHEV)システムでは、既存のガソリンエンジンに変えてガスタービンエンジンを採用。これによってコンパクトなボディにも搭載可能としたほか、多彩な燃料に対応。将来的な環境問題の対応策としても有効としている。
電動4WDシステムには2つのモーターを組み合わせて構成する三菱自動車独自の「デュアルモーターAYC」を車両前後にそれぞれ搭載して、前輪と後輪を駆動する4モーター方式の「Quad motor(クアッドモーター)4WDシステム」を採用。4輪すべてに最適な駆動力を伝えることが可能となり、日常シーンでの安心・安全で思いどおりに操れる走行性能を実現することに加え、オフロード走行での圧倒的な走破性も魅力となる。
このほかマイテックコンセプトでは、ドライバーのステアリング操作、ブレーキ操作をサポートする運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」、衝突被害の回避、軽減を図る予防安全技術などを備え、車内では光センサーを使ったセンシング技術で検知した各種情報をフロントウィンドウに投影するHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)「ARウィンドウシールド」を採用する。
「Super Height K-Wagon Concept(スーパーハイト軽ワゴンコンセプト)」
「いろいろなところに行ってみたい、もっと遠くまで行ってみたい」というドライバーの気持ちに応える新世代のスーパーハイト軽ワゴンとして開発されたスーパーハイト軽ワゴンコンセプト。外観には三菱自動車らしいSUVテイストが与えられ、高速道路同一車線運転支援技術のMI-PILOTを搭載。広々としたキャビンによってスーパーハイト軽ワゴンに求められる性能や機能などを高めながら、キビキビとした小気味よい走りも実現しているという。
先進運転支援システムでは衝突被害軽減ブレーキシステムや踏み間違い衝突防止アシストなどを備え、経済産業省や国土交通省などが推進する安全運転サポート車のうち、高齢運転者にとくに推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称:サポカーS)」の「ワイド」に該当する予防安全技術を搭載。ドライバーの負担を軽減し、乗る人すべてに安心・安全を提供する。
このほか、東京ビッグサイト 西館2ホールに用意される三菱自動車ブースでは、PHEVシステムの小型化でミッドサイズのボディに3列シートを組み合わせたミツビシ・エンゲルベルク・ツアラーを日本初公開するほか、「アウトランダーPHEV」「エクリプス クロス」「デリカD:5」「eKクロス」などの市販モデル10台(プレスデーは6台)を車両展示。
また、マイテックコンセプトの走行性能をVR(ヴァーチャルリアリティ)技術によって紹介。多彩なシチュエーションでの走りを、さまざまな角度から拡大、縮小などを行ないつつ確認できる。
有明エリアに用意される試乗スペース「DRIVE PARK」では、アウトランダーPHEVやデリカD:5といった4WD車を使った最大傾斜45度の登坂体験、eKクロスを使った予防安全技術体験などを実施。青海展示棟で行なわれる「キッザニア」コラボレーション企画では、専門のデザインツールを使ってクルマをスケッチするデザイナー体験が用意される。