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国交省、タカタ製エアバッグのリコール未改修車両で車検停止措置を拡大

生産後9年以上経過した未改修車両を順次車検停止

2020年1月28日 発表

 国土交通省は1月28日、タカタ製エアバッグのリコール未改修車両について、車検で通さない措置とする対象車両を5月1日より順次拡大すると発表した。今回、生産後9年以上を迎えるリコール未改修車両については、自動的に車検停止の対象としていく。

 タカタ製エアバッグは異常破裂して金属片が飛散する不具合が発生しているため、2009年以降に総台数2106万台(2019年11月末時点)のリコールを実施している。同省では、これらリコール対象車のうち特に異常破裂する危険性の高い車両であってリコール未改修の車両を対象に、2018年5月1日より車検で通さない措置を講じている。

 同省では、当該措置の開始から時間の経過とともに、国内で異常破裂したエアバッグと同じタイプを搭載した車両について新たに生産から9年以上経過したものについても、順次、車検で通さない措置の対象としていく。

 なお、現時点で対象としない未改修車両についても、不具合事例を収集し、危険性が高いと判断した場合には対象に追加するとしている。

対象範囲
対象範囲