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日産、上三川町と災害時のEVからの電力供給に関する協定を締結
災害連携協定として全国で20件目
2020年1月31日 17:02
- 2020年1月31日 発表
日産自動車は1月31日、上三川町(栃木県河内郡)、および栃木日産自動車販売、日産プリンス栃木販売の3者と、EV(電気自動車)の蓄電機能に着目した「災害時における電気自動車からの電力供給に関する協定」を締結した。
日産は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、全国の自治体や企業と協力して、EV普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。
一方、上三川町では、「共に創る 次代に輝く 安心・活力のまち 上三川」の実現に向け、災害時において町民の安全・安心を確保できるようさまざまな防災体制の強化に努めており、両者がそれぞれの取り組みに賛同したことで締結が実現した。
なお日産にとって、今回の上三川町との協定締結は、自治体・企業との災害連携協定としては全国で20件目となる。
EVを活用した「災害連携協定」の概要は、以下のとおり。
協定の概要
・上三川町によるEVの計画的な整備に加え、上三川町で災害を起因とする大規模停電が発生した際、栃木日産自動車販売、および日産プリンス栃木販売の指定店舗2店舗並びに日産自動車栃木工場は、EV「リーフ」などを無償で貸与する。
・上三川町、日産自動車、栃木日産自動車販売、日産プリンス栃木販売の協力によりEVからの給電を行なうことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、町民の生命および身体の安全を守る。
また、本協定と併せて、栃木工場内の体育館を災害時の避難所として提供する協定を締結。これにより、町指定の避難所に避難者を収容しきれない場合、上三川町からの要請に基づき、栃木工場の体育館を避難所として使用することが可能となる。