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ブリヂストン、トラック・バス用低燃費タイヤ「ECOPIA M801II」

転がり抵抗を低減する新トレッドゴム技術と新ベルト構造で低燃費性能向上

2020年3月 発売

オープンプライス

トラック・バス用低燃費タイヤ「ECOPIA M801II」(275/80R22.5 151/148J)

 ブリヂストンは、トラック・バス用低燃費タイヤ「ECOPIA M801II(エコピア エムハチマルイチ ツー)」を2020年3月から発売する。発売サイズは全13サイズで、価格はオープンプライス。

 同社のトラック・バス用「ECOPIA」は、雨の日でもしっかり止まる「ウェット性能」、タイヤを長く使うための「摩耗ライフ性能」などの基本性能を備えながら、転がり抵抗の低減技術により燃料費削減効果を実現するタイヤとして、「安全運行」だけでなく運送事業者の「経費削減」「環境経営」に貢献してきた。

ECOPIA M801II(295/80R22.5 153/150J)

 今回発売するECOPIA M801IIは、ゴムと補強材の配置を均一化させて摩耗ライフ性能を損なわずに転がり抵抗の低減を実現する新たなトレッドゴム技術「ハイパーエココンパウンドII」と、トレッド部が路面と接地した際に発生するひずみエネルギーを抑制することで転がり抵抗を低減する新ベルト構造「エネルギーセイビングベルト」を採用。タイヤの摩耗ライフ性能を維持しながら転がり抵抗を低減させることで、さらなる低燃費性能を実現させた。

タイヤの転がり抵抗低減をさらに追求し、燃料費削減に貢献。一般品「M888」を100とした場合の転がり抵抗係数指数。値が小さい方がよい数値となる
「ハイパーエココンパウンドII」を採用してフィラーの分散状態をさらに均一化し、転がり抵抗性能を追求
エネルギーロスの発生を抑制して転がり抵抗を低減させる新ベルト構造「エネルギーセイビングベルト」を採用

 また、主に大型トラックの前輪および、大型バスに使用される295/80R22.5サイズは、ショルダー部をリブ(縦溝)化して路面との接地面を最適化した新パターンを採用することで、偏摩耗の発生を抑制させた。

 さらに、従来品から引き続き、使用済タイヤの接地部分のトレッドゴムを張り替えるリトレッドにも対応できる耐久性を確保。ECOPIA M801IIは低燃費性能と耐偏摩耗性能を向上させて、運送事業者の燃料費削減および、メンテナンス負担の軽減に貢献するだけでなく、資源の有効活用を通じた環境負荷低減も実現した。

フロント使用サイズの偏摩耗を改善し、メンテナンス負担軽減に貢献(295/80R22.5サイズ)。従来品「M801」を100とした場合のショルダーブロック内の偏摩耗量比較
偏摩耗イメージ図
偏摩耗に配慮した新トレッドパターン採用
発売サイズ一覧