ブリヂストン、CO2排出量削減と省資源化に貢献する新技術「エンライトン」

運動性能やタイヤライフを維持しながら、タイヤの軽量化や転がり抵抗を大幅に低減し、CO2排出量を削減できる新技術「Enliten（エンライトン）」を開発

　ブリヂストンは9月3日、運動性能やタイヤライフを維持しながら、タイヤ重量の軽量化や転がり抵抗を大幅に低減できる新技術「Enliten（エンライトン）」を開発したと発表した。

　エンライトンは、3次元形状革新サイプによるパターンブロック挙動の最適化と、最新シミュレーション技術を活用した接地形状の最適化により、車両のハンドリングなどの運動性能やタイヤライフに繋がる摩耗性能を維持しながら、タイヤに使用する部材を削減。従来の乗用車用タイヤ（タイヤサイズ225/40R18）で比較した場合、約20％の軽量化、約30％の転がり抵抗の低減を可能にするという。

　また、タイヤ革新技術として、「省資源化」と「転がり抵抗の低減」により、ガソリン車の走行時にタイヤに起因するCO2排出量を約30％削減することを可能にし、EV（電気自動車）の1回の充電で走行できる距離（航続距離）を延ばすことを通じて、環境負荷低減とモビリティ社会に貢献するとした。