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BMW、新型「F 900 R」と新型「F 900 XR」。鍛造ピストン採用の改良型並列2気筒エンジン搭載
2020年2月6日 20:32
- 2020年2月25日 発売
- F 900 R:105万7000円~133万3000円
- F 900 XR:114万8000円~141万3000円
ビー・エム・ダブリューは、ロードスター・モデルの新型「F 900 R」とアドベンチャー・スポーツ・モデルの新型「F 900 XR」を2月25日に発売する。それぞれ「ベース」「スタンダード」「プレミアム・ライン」の3グレードが用意され、価格はF 900 Rが105万7000円~133万3000円。F 900 XRが114万8000円~141万3000円。
新型F 900 RとF 900 XRは、最高出力77kW(105PS)/8750rpm、最大トルク92Nm/6500rpmを発生する並列2気筒 895ccエンジンを搭載する。この並列2気筒エンジンは「F 850 GS」で初採用されたエンジンの改良型で、シリンダー・ボア(内径)を2mm拡大して排気量を従来の853ccから895ccまで拡大するとともに、ピストンを鋳造から鍛造に変更することでより強度を高めた。
さらに、新採用のアンダーフロア・サイレンサー・システムにより、より官能的なエンジンサウンドを奏でるという。
両新型モデルには、「Rain」「Road」の2つのライディング・モードを標準装備。スタンダード以上のグレードにライディング・モード・プロとして「Dynamic」「Dynamic Pro」の2つのモードを追加装備する。
また、車両の安定性を高めるアンチ・ホッピング・クラッチを標準装備。急激なスロットル操作やシフトダウンの際に発生しやすいリアホイールのスリップを軽減するエンジン・ドラッグ・トルク・コントロール「MSR」をBMW Motorradモデルとして初装備。
車体はスチール製ブリッジ・フレーム、新開発のスチール製リア・フレームを採用。軽量プラスチック溶接式燃料タンクを搭載して、タンク容量はF 900 Rが13L、F 900 XRが15.5L。サスペンションは、フロントに倒立式テレスコピック・フォーク、リアにセントラル・サスペンション・ストラットを備えたアルミ製両持ち式スイングアームを採用。
アドベンチャー・スポーツ・モデルのF 900 XRでは、風や天候からライダーを保護する調整式ウインドシールド付きフロント・フェアリングを装備する。
そのほか、6.5インチTFTディスプレイやETC2.0を標準装備。スタンダード以上のグレードでアダプティブ・ヘッドライトやキーレス・ライドを標準装備。さらに「プレミアム・ライン」にはリア・サスペンションにダイナミックESAを標準装備する。