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BMW Motorrad、1800ccボクサーエンジンの新型「R18」公開
クラシカルな雰囲気を残しつつ最先端機能も搭載
2020年4月4日 09:11
- 2020年4月3日(現地時間)公開
ビー・エム・ダブリューの2輪車ブランドであるBMW Motorradは4月3日(現地時間)、1800ccのボクサーエンジンを搭載するクルーザーバイクの新型「R18」の市販モデルを発表。米国での価格はベースモデルが1万7495ドル、ファーストエディションが1万9870ドル~。
豊富なトルクの史上最強BMWボクサーエンジン
新開発の2気筒1802ccボクサーエンジン、通称「ビッグボクサー」は、印象的な外観とテクノロジーを持ち、最高出力は91HP/4750rpm、最大トルクは158Nm/3000rpmを発生。2000-4000rpmで常に150Nmを維持する幅広いトルクバンドを誇る。0-100km/h加速は4.8秒。最高速は180km/hとなっている。
サスペンションの中心は「ダブルループスチールチューブフレーム」で、そのデザインは長年のBMW Motorradの伝統を継承。BMW R5と同様に、リアスイングアームはボルトでリアアクスルトランスミッションを囲む。
サスペンションは、テレスコピックフォークと直接取り付けられた中央サスペンションストラットにより、優れたホイールコントロールと魅力的なサスペンションの快適性を確保。ブレーキシステムは4ピストンのキャリパーと組み合わせた、フロントのツインディスクブレーキとリアのシングルディスクブレーキで構成される。
最適な車両制御のための調和のとれた人間工学
新型R18はフットレストのゆったりとした配置、いわゆる「ミッドマウント型フットペグ」を装備。シリンダーの後ろのこの古典的な位置は、リラックスしつつアクティブなライディングポジションを可能にするという。
ライディングモードは「Rain」「Roll」「Rock」の3つから選択可能で、ASC(オートマチックスタビリティコントロール)とエンジンドラッグトルクコントロール(MSR)は標準装備となる。後退をサポートする「リバースアシスト」と、上り坂での発進をサポートする「ヒルスタートコントロール機能」はオプション設定。
BMW R5などのクラシックに影響を受けたピュアでシンプルなデザインを数多く残しつつ、ループフレーム、ナシドロップタンク、オープンランニングドライブシャフト、ピンストライプのペイントワーク(工場出荷時のオプション)は、1936年にさかのぼる伝説的なボクサーバイクを連想させる。
外観は白いピンストライプの塗装が施されたクラシックなブラックフィニッシュで、その他にも多数のクロームサーフェス、シートバッジ、初期モデルはサイドカバーに専用の「FIRST EDITION」のエンブレムを装着する。
また、簡単に取り外し可能なリアフレームとカバー、さらにブレーキやクラッチのケーブルハーネスや油圧ラインに関しては、ハンドルバーの高さを変更してもスムーズに装着できるように配慮されている。