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メルセデス・ベンツ、メルセデスAMGモデルの8種、計875台をリコール。オイル供給ホースの不具合で火災に至るおそれ

2020年4月9日 発表

ターボチャージャーのオイル供給ホースの不具合でメルセデスAMGモデルの8種計875台をリコール

 メルセデス・ベンツ日本は4月9日、ターボチャージャーのオイル供給ホースの不具合で火災に至るおそれがあるとしてメルセデスAMGモデルの8種、計875台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象車種は「メルセデスAMG E63S 4M+」「メルセデスAMG E63S 4M+ SW」「メルセデスAMG S63」「メルセデスAMG S63 4MATIC+」「メルセデスAMG S63 4MATIC+ クーペ」「メルセデスAMG S63 4MATIC+ カブリオレ」「メルセデスAMG G63」「メルセデスAMG GT63S 4MATIC+」の8車種。輸入期間は2018年7月6日~2019年5月6日。

 不具合は、ターボチャージャーのオイル供給ホースにおいてエラストマーの製造管理が不適切なため、耐熱性が不足しているものがある。そのため、熱負荷により亀裂が生じてオイル漏れが発生して、最悪の場合では漏れたオイルが排気管に付着することで火災に至るおそれがある。

 改善措置として、全車両の当該オイル供給ホースを良品に交換する。これまでの不具合件数は0件で、事故は発生していない。

改善箇所説明図