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三菱自動車、「ダイナミックシールド」採用で「ミラージュ」大幅改良
衝突被害軽減ブレーキの機能強化などで「サポカーS ワイド」に
2020年4月16日 13:30
- 2020年4月16日 発売
- 143万2200円~156万9700円
三菱自動車工業は4月16日、コンパクトハッチバック「ミラージュ」を大幅改良して発売した。価格は143万2200円~156万9700円。
今回の改良では外観の一新と予防安全装備の強化を実施。予防安全装備で「衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」の機能を強化し、「車線逸脱警報システム(LDW)」「オートマチックハイビーム(AHB)」を新たに標準装備したことで、経済産業省や国土交通省などが推進する安全運転サポート車の「サポカーS ワイド」に該当した。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
M | 直列3気筒DOHC 1.2リッター | CVT | 2WD(FF) | 1,432,200円 |
G | 1,569,700円 |
外観の変更では、フロントマスクに三菱自動車のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。ボディの両サイドから中央に向けて包み込みようなバンパーのプロテクト形状、水平・垂直基調でスクエアなフロントグリルなどにより、シャープで力強い印象を与えた。これに加えてバンパーの両サイドにフォグランプを配置し、ワイドで安定感のあるフロントデザインとしている。ヘッドライトは左右に広がるデザインによって連続感を表現。上級グレードの「G」ではLEDデイタイムランニングランプを標準装備とし、日中の被視認性を高めている。
リアではL字型に均一に光る面発光タイプのLEDコンビネーションランプを採用。リアバンパーのコーナー部分に配した縦型リフレクターとの組み合わせでワイドさと安定感を演出している。また、15インチアルミホイールはスポーティな新デザインに変更した。
ボディカラーには強い輝きと陰影を持つ「ホワイトダイヤモンド」(5万5000円高)と、「eKクロス」でも好評を得ている「サンドイエローメタリック」(3万3000円高)の2色を新たに設定。全8色展開としている。
インテリアではメーターパネルを新デザインに改め、パワーウィンドウのスイッチパネルと合わせてスポーティなカーボン調として質感を向上。フロントドアのアームレストに肌触りのいいファブリック素材を使い、車内の上質感を高めている。
シート表皮にはスポーティな印象の幾何学柄のアクセントカラーを与え、アクティブで遊び心のあるデザインに変更。シート色は、Gではスポーティなブラック、「M」では明るい印象のライトグレーを設定している。
予防安全装備の強化では、衝突被害軽減ブレーキシステムに歩行者検知機能を追加したほか、前方車両に対する作動速度を「約5~30km/h」から「約5~80km/h」に拡大して安全性を高めた。
新採用の車線逸脱警報システムは、走行中の車線から外れそうになった場合に警報で注意喚起を行なう装備。オートマチックハイビームはヘッドライトのハイビームとロービームを自動的に切り替え、夜間の視認性を高める装備となる。
このほかに装備では、降雨量に合わせてワイパーの作動スピードを自動的に切り替え、雨の日の安全運転に寄与する「雨滴感応オートワイパー」を新採用。ヘッドライトのスイッチからOFFポジションを廃止して、ヘッドライトのつけ忘れを防止している。また、高速道路などでの利便性を向上させる「クルーズコントロール」をGに標準装備した。