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2019度のリコール総対象台数は1053万4494台。国交省が速報値を公表

タカタ関係を除いた台数で974台1698台と過去最高台数

2020年4月17日 発表

自動車のリコール総届出件数及び総対象台数の年度別推移(昭和44年度から令和元年度までの51年間)

 国土交通省は4月17日、2019年度(2019年4月1日~2020年3月31日)のリコール届出の総届出件数と総対象台数の速報値を公表。届出件数は415件、届出対象台数は1053万4494台となり、大規模リコールとなったタカタ製エアバック関係を除いた台数は974台1698台で過去最高台数という。

 2019年度は2018年度と比較して、届出件数では7件増加、届出対象台数は231万7154台増加した。内訳は、国産車が届出件数229件(対前年度比1件減)、届出対象台数988万9429台(対前年度比264万5118台増)、輸入車は届出件数186件(対前年度比8件増)、届出対象台数64万5065台(対前年度比32万7964台減)。

国土交通省の資料

 なお、対象台数が多かったリコール届出の上位3件は以下の通り。

201万4343台/スズキ「スペーシア」ほか計29車種「完成検査工程における道路運送車両の保安基準に関する不適切な検査」

157万5379台/ダイハツ工業「ムーヴ」ほか計6車種「雨水等によりブレーキブースタに錆が発生し、制動距離が長くなるおそれ」

74万5372台/日産自動車「ノート」計1車種「コイルスプリングの塗装が剥がれて腐食し、折損するおそれ」