BMW、NVIDIAのAIロボットプラットフォーム「Isaac」を採用。5つのAIロボットで工場の物流を改善

多くの自動車工場ではAGV（Automated Guided Vehicle、無人搬送車）と呼ばれる台車で部品を適切な場所に運んでいる。BMWはNVIDIAのAIロボットプラットフォーム「Isaac」で動作させていく

　自社の半導体をベースにAI（人工知能）プラットフォームや自動運転プラットフォームを提供するNVIDIAは5月14日（現地時間）、同社のAIロボットプラットフォーム「Isaac」をBMWが採用したことを発表した。

　このAIロボットプラットフォーム IsaacはBMWの自動車工場で自律型AIを利用した物流ロボットとして使用される。BMWでは、Isaacロボットプラットフォームを使用して5つのAIが実行可能なロボットを開発。NVIDIA Jetson AGX XavierおよびEGX Edgeを利用して、物流のワークフローを改善していく。

　また、このAIのトレーニング（学習）には、NVIDIA Quadro レイトレーシング GPUを仕様。機械部品のレンダリングなどを行なうことで学習を強化していくとしている。