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マツダ、6月の生産について「日本の全工場で休止なし」。全日昼勤のみの操業計画

6月の生産計画台数の合計は5月比で2倍以上を想定

2020年5月20日 発表

マツダの宇品第1工場、宇品第2工場、防府第1工場、防府第2工場の操業休止実績・予定

 マツダは5月20日、主要生産拠点における6月以降の操業予定について発表を行なった。6月の生産は「日本の全工場で休止なし」としており、全日昼勤のみの操業を計画しているという。

 同社は4月22日に今後の休業予定について発表を行ない、国内では宇品第1工場、宇品第2工場(広島県広島市南区)、防府第1工場、防府第2工場(山口県防府市)で4月27日~5月1日を休業。さらに5月2日~5月10日の長期連休後、宇品第2工場では5月11日~12日、20日~22日、25日~28日、防府第2工場で5月11日~14日、18日~21日、27日~29日をそれぞれ操業休止していた。

 今回の発表は6月以降の操業予定で、6月の生産は日本の全工場(宇品第1工場、宇品第2工場、防府第1工場、防府第2工場)で休止なし、全日昼勤のみの操業を計画しているとした。また、メキシコの「Mazda de Mexico Vehicle Operation」は4月から5月にかけて操業を休止していたが、6月より再開。主要生産拠点のある日本、メキシコ、タイにおける6月の生産計画台数の合計は、5月と比較して2倍以上を想定しているという。

 昨今では北米や欧州を中心に規制や制限も緩和されつつあり、経済活動についても一部の制限や条件が残るが、再開する動きが見られる。復調の方向に推移しているものの、同社としては生産調整以前の水準には至っていないため、3月下旬から行なっている生産調整については6月も引き続き実施するとのこと。リリースでは「世界の市場が元の状態に戻るまでは、しばらくの時間を要すると考えますが、マツダ車の購入を検討されるお客さまの要望に確実に応えられるよう、今後も新型コロナウイルス感染拡大防止を行いながら、慎重に事業を進めてまいります」と述べられている。

マツダ 防府工場