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フェラーリ、初の量産ハイブリッドモデル「SF90 Stradale」が主役の短編映画

ステアリングを握るのはモナコ出身のレーシングドライバー、シャルル・ルクレール選手

2020年5月24日(現地時間)発表

クロード・ルルーシュ監督とシャルル・ルクレール選手

 フェラーリは本来F1モナコグランプリが開催される予定であった5月24日の明け方に、クロード・ルルーシュ氏が監督する短編映画「Le Grand Rendez-vous」の撮影を行なったと発表した。

 フェラーリ初の量産ハイブリッドモデル「SF90 Stradale」は、クロード・ルルーシュ監督のカメラを載せて、F1の市街地コースで熱い走りを披露。ステアリングを握ったシャルル・ルクレール選手は、映画のタイトルが示す謎の「ビッグ・デート」に向かう過程で、最高240 km/hもの速度に達したという。

 撮影には特別にモナコ公国のアルベール2世も短時間ながら出演。また、フェラーリのジョン・エルカン会長、モナコ公室のアンドレア・カシラギ王子と弟のピエール・カシラギ公子、その妻であるベアトリーチェ・ボロメオ夫人も出席。フランスとモナコではロックダウンが徐々に緩和されており、熱狂的なファンがバルコニーや道路脇から見守る中、SF90 Stradaleが約2.5秒で100km/hに達することから、モナコの市街地に交通規制を行ないながら撮影された。

 最高出力1000CVを誇るハイブリッドV8エンジンの咆哮は、個々の責任感のある行動と献身、連帯によって大流行を克服する努力が続けられる中、モータースポーツや映画、社会生活の再開へ向けた最初の一歩となる明るいメッセージとなった。

 なお、ショートフィルムの上映は6月13日を予定している。

フェラーリ、短編映画「Le grand rendez-vous」 撮影風景(モナコ)(1分)