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フェラーリ、ブランド初の量産型PHEV「SF90 Stradale」日本初公開。史上最高出力1000CV
最高速340km/h、0-100km/h加速2.5秒、0-200km/h加速6.7秒
2019年10月9日 19:45
- 2019年10月9日 発表
- 5340万円
フェラーリ・ジャパンは10月9日、フェラーリブランド初の量産PHEV(プラグインハイブリッド車)モデル「SF90 Stradale」を日本初公開した。価格は5340万円。
SF90 Stradaleは最高出力780CV/7500rpm、最大トルク800Nm/6000rpmを発生するV型8気筒 4.0リッターターボエンジンを搭載。最高出力220CV(162kW)を発生する3基の電動モーターを組み合わせて、ハイブリッドシステム全体として最高出力1000CVを実現する。
駆動方式はモーターを組み合わせたe-4WDで、3基の電動モーターは、1基はエンジンと8速DCT(F1デュアルクラッチトランスミッション)の間に搭載してリアホイールを駆動。残る2基はフロントアクスルに搭載され左右のホイールを駆動する。
パフォーマンスでは、0-100km/h加速2.5秒、0-200km/h加速が6.7秒。最高速は340km/h。バッテリー容量は7.9kWhと、EVモードで最大25kmの走行も可能。
そのほかの主要スペックとしてボディサイズは4710×1972×1186mm(全長×全幅×全高)でホイールベースは2650mm。乾燥重量1570kgで、前後重量配分はフロント45%:リア55%。
フェラーリ史上最も革新的なSF90 Stradale
SF90 Stradale発表会に登場したフェラーリ極東・中東エリア統括 CEO ディーター・クネヒテル氏は、公道仕様のフェラーリとして、最高出力1000CV、0-100km/h加速2.5秒、0-200km/h加速6.7秒の新記録を樹立するなど、パフォーマンス、テクノロジー、デザインにおいて、歴代モデルを超える史上最も革新的なフェラーリであると紹介。
そのデザインについて、クネヒテル氏は「これまでのV8ミッドリアエンジン・ベルリネッタに加わる新たなデザインで、新しいボディプロポーション、エアロダイナミクスによって形作られたデザインになっています。1本1本のラインが前例のない性能と同時に最高に魅力的なデザインを実現するという目標に沿って描かれています」と話すとともに、「SF90 Stradaleの位置付けは、既存のフェラーリレンジに取って替わるものではありません。既存のレンジに対する新たな追加、性能と走る喜びの両方の面でフェラーリのトップを飾ります。今までと違ったドライビングエクスペリエンスを提供します」と紹介した。
SF90 Stradaleの車名について、クネヒテル氏は「SF90はスクーデリア・フェラーリを意味し、今年90周年を迎えます。フェラーリの技術の頂点はスクーデリア・フェラーリで開発され最終的にロードカーに反映されます。そして、ストラダーレは公道を走るクルマ、ロードカーを意味します。フェラーリの歴史そのものであるカーレース部門への参事となり、F1からの技術移転を想起させます」と解説した。