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伊フェラーリ、810CV/718Nmを発生するV12エンジン搭載の「モンツァ SP1/SP2」
新セグメント「Icona」初モデルはシンプルなデザインのアイコニックなモデル
2018年9月20日 21:25
- 2018年9月18日(現地時間)発表
伊フェラーリは9月18日(現地時間)、“特に大切なお客さまとコレクターの方々を対象とした”という限定スペシャル・シリーズの新型「モンツァ SP1/SP2」を発表した。
SP1は1人乗りのロードカーで、SP2はトノカバーを廃してセカンド・ウィンド・プロテクターとロールバーを追加装備した2シーターモデル。新セグメント「Icona(イーコナ)」のネーミングを初採用したモデルとなり、「750 モンツァ」「860 モンツァ」や1948年の「166MM」といった、伝統的なフェラーリのスポーツレーサーを想起させる要素が注ぎ込まれたアイコニックなモデルとなる。
モンツァ SP1とSP2のボディサイズは、4657×1996×1155mm(全長×全幅×全高)。ボディシェルはすべて軽量カーボンファイバー製となり、乾燥重量はSP1が1500kg、SP2が1520kg。フェラーリの市販エンジンで“史上最強”という最高出力596kW(810CV)/8500rpm、最大トルク719Nm/7000rpmを発生するV型12気筒6.5リッターエンジンを搭載し、バルケッタとして史上最高のパワーウェイトレシオを実現。0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速は7.9秒、最高速は300km/h以上となり、搭乗者は“フォーミュラドライバーでなければ体験できない異次元のオープンエア・スピード”を味わうことができるという。
エクステリアでは、ひと筆書きしたかのような純粋なデザインを創造することに力を注ぎ、視覚的に複雑な要素を避けて、控えめながらも正統なデザイン手法を採用。シリーズならではの特徴として、上向きに開くコンパクトなドアや、エンジンが収まるフロント・ヒンジ開閉機構を採用したオール・カーボンファイバー製のワンピース・ボンネット/フェンダー・アッセンブリーを採用した。
また、インテリアもエクステリアと同じ素材で仕立てることで、スポーティかつインパクトのあるデザインを際立たせるとともに、軽量化にも貢献。バランスの取れたロール感のないビークルダイナミクスとピュアなハンドリング特性を実現した。