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フェラーリ、2682万円の新型クーペ「Roma」日本初披露。「イブニングドレスに身を包んだF1マシン」
2020年4月2日 11:00
- 2020年4月1日 公開
- 2682万円
フェラーリ・ジャパンは4月1日、新型クーペ「Roma(ローマ)」を国内初披露するイベント「Ferrari Roma Media View」を開催した。価格は2682万円。
新型モデルのRomaは、フェラーリの歴代2+クーペの中で最もパワフルなモデルでありながら、運転のしやすさなど日常性を兼ね備えているモデルであるという。
同イベントに登壇したフェラーリ・ジャパン代表取締役社長 フェデリコ・パストレッリ氏は、Romaのコンセプトについて「イブニングドレスに身を包んだF1マシン」と紹介。アイコニックでエレガント、タイムレスなデザインを備えるとともに、パフォーマンスとスリリングなドライビングを提供し、日常使いにも適した快適性を兼ね備えていることを強調した。
Romaのパワートレーンは、最高出力456kW(620CV)/5750-7500rpm、最大トルク760Nm/3000-5750rpmを発生するV型8気筒 3.9リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションは8速DCTを組み合わせる。パフォーマンスでは0-100km/h加速が3.4秒、0-200km/h加速が9.3秒。最高速は320km/hを実現する。
ボディサイズは4656×1974×1301mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2670mm。エクステリアデザインでは、フロントの突き出したシャークノーズ、リアにリアスクリーンとデザインを一体化させた可動式リアスポイラーなどを備えているのが印象的。1960年代におけるフェラーリのグランドツーリングモデルが誇ったスポーティなエレガンスを追求したといい、1960年代当時のフロントエンジンモデルのシンプルで優美なフォルムや2+クーペのファストバックが持つ特徴を現代的にアレンジしたという。
インテリアではデュアル・コクピット・コンセプトを採用。ドライバーとパッセンジャーに別々の空間を生み出す手法が取り入れられた。また、HMIが再設計され計器類はデジタル化されており、メーターパネルに16インチHDスクリーン、中央に8.4インチHDセンターディスプレイが装備されている。
そのほかにも、ADAS(SAEレベル1)システムも導入され「アダプティブ・クルーズ・コントロール」「自動緊急ブレーキ」「交通標識認識」「車線逸脱警告」「ブラインドスポット・ディテクション」「リア・クロス・トラフィック・アラート」「サラウンドビューカメラ」をオプション採用するなど、車内の快適性や安全性を向上させる装備が用意されている。