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伊フェラーリ、史上最強の新世代V12エンジンを搭載する「812 Superfast」世界初公開
ジュネーブショー2017で公開。0-100km/h加速3秒切り
2017年2月16日 21:42
- 2017年2月16日(現地時間)発表
伊フェラーリは2月16日(現地時間)、スイス・ジュネーブで開催される第87回ジュネーブ国際モーターショー(3月7日~19日)で新型V12ベルリネッタ「812 Superfast」を世界初公開すると発表した。
812 Superfastは、同社が“プロダクション・エンジン史上最強”を謳う新開発のV型12気筒6.5リッターエンジンを搭載。最高出力は588kW(800CV)/8000rpmで、比出力(1L当たりの出力)123CVという数値は、これまでのフロント・ミッドシップエンジン車両では到達できなかった性能と強調。最大トルクは718Nm/7000rpmで、その80%以上を3500rpmから発生させることで低回転域でのドライバビリティとピックアップを向上させたという。
このパフォーマンスの実現には、高性能エンジンで初採用となった350barのダイレクトインジェクションシステムと自然吸気F1エンジン由来のコンセプト、可変インテークシステムが貢献しているとし、シフトチェンジのタイム短縮、シャープなスロットルレスポンスの実現に向けてデュアルクラッチトランスミッションに特別なギヤレシオを設定したことが説明されている。最高速は340km/h以上、0-100km/h加速は2.9秒としている。
また、スポーツ仕様のEPS(電動パワーステアリング)を採用するとともに、このEPSをすべての車体電子制御システムと統合することで、パワフルなパフォーマンスのハンドリングを容易にし、より高レベルのスリリングなドライビングを可能にしたという。
エクステリアについては、ハイ・テールの2ボックス・スタイルが1969年の「365GTB4」を想起させ、フルLEDヘッドライトは隆起するフロント・ホイールアーチを含めてボンネットのエアインテークと一体でデザインすることでフロントの力強さを強調。リアまわりでは、フェラーリ伝統の4灯丸型テールランプが水平方向に広がるフォルムを強調し、スポイラーとキャビンを低く見せる視覚的効果によってワイド&ローを演出。加えてジュネーブショーで公開されるモデルは、フェラーリ70周年を記念した特別色「Rosso Settanta(70周年レッド)」であることが予告されている。
インテリアでは、人間工学に基づいてさらにスポーティになった新型シートを中心に、新ステアリングホイールとインストルメント・クラスター、最新のインフォテイメントシステムとエアコンディショニングユニットなどを採用する。