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アウディ、「A1」「A3」「TT」など9車種計3433台をリコール。7速Sトロニックのアッパーハウジングに不具合

2020年5月27日 発表

7速Sトロニックのアッパーハウジングの不具合で計3433台をリコール

 アウディジャパンは5月27日、「A1」「A3」「TT」など9車種において、7速Sトロニック型自動変速機のアッパーハウジングに耐久性が不足しているものがあるとして、計3433台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の輸入期間は2008年8月20日~2014年8月15日。

 7速Sトロニック型自動変速機のメカトロニクスにおいて、アッパーハウジングのねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、アキュムレーターの継続的な油圧変化による疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、油圧が低下して、最悪の場合、駆動力が伝達されず走行できなくなるおそれがある。

 改善措置として、全車両、メカトロニクス内のアッパーハウジング製造識別マークを確認し、該当する場合はアッパーハウジングを対策品に交換する。

 これは2019年9月19日付け届出番号「外-2917」で届出したものであるが、製造ロットの確認方法に不備があったため、再度確認を行うことを目的とし届出するものである。これまでの不具合件数は0件で、事故は発生していない。

改善箇所説明図