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豊田合成、エアバッグの生地を使った防護服を医療機関に提供

空気を通さず、洗って繰り返し使うことが可能

2020年5月29日 発表

エアバッグの生地を用いた防護服

 豊田合成は5月29日、同社の主力製品であるエアバッグの生地を使った防護服を生産し、200着を名古屋大学医学部附属病院など、新型コロナウイルスに対応する医療機関に提供した。

 エアバッグの生地は、ナイロンをシリコンでコーティングしていて空気を通さないため、防護服として活用することができ、洗って繰り返し使うことが可能だという。

 これは、トヨタ自動車ならびにトヨタグループ各社が新型コロナウイルス感染症の診断や治療に日夜尽力されている医療現場を支援する「ココロハコブプロジェクト」の1つとして、実施されたもので、生地を製造する東洋紡と、縫製メーカーの華利達服装集団、そして豊田合成の3社が共同で企画し、医療現場のニーズを踏まえて仕様を決定したという。

 同社では、今後も医療現場のニーズに応じた支援活動に迅速に取り組んでいく予定だとしている。