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メルセデス・ベンツ、新型「GLE クーペ」発表。ホイールベース20mm拡大など室内スペース拡大
電動スーパーチャージャーと48V電気システム採用の「メルセデスAMG GLE 53 4MATIC+ クーペ(ISG搭載モデル)」など2モデルラインアップ
2020年6月11日 19:54
- 2020年6月11日 受注開始
- 1186万円~1421万円
メルセデス・ベンツ日本は6月11日、新型「GLE クーペ」を発表して同日より注文受付を開始した。価格は1186万円~1421万円。納車は6月下旬より順次開始予定。
GLE クーペは、7名乗車のSUV「GLE」をベースに、5名乗車のクーペスタイルを採用して、スタイリッシュでSUVらしい存在感、走行性能、利便性を備えたモデルとして2016年に誕生。2代目となる新型GLE クーペは、SUVクーペとしての個性を引き継ぎながら、内外装デザインを一新するとともに、室内スペースを拡大、最新技術と装備が搭載された。
新型GLEクーペのボディサイズは、4955×2020×1715mm(全長×全幅×全高)と、先代モデル比で全長で+65mm、全幅で+5mm、全高で-15mmとなった。また、ホイールベースは2935mmと、先代モデル比で20mm拡大されている。
新型GLE クーペは、先代モデルよりホイールベースが20mm拡大されため広く快適な室内空間が提供される。ホイールベースの伸長により、乗降性が向上するとともに乗員のレッグルームを確保、室内の収納スペース容量は合計40L増加させたという。
また、ラゲッジルームの容量は655~1790Lと先代モデルより70L増加。AIRMATIC サスペンションを標準装備して荷物を積み下ろす際にはボタンを押すだけでテールエンドを50mm下げる機能を備えるとともに、両手がふさがっている時に、リアバンパーの下側に足を近づけることでセンサーが感知し、テールゲートを手を使わずに開閉できるフットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)を標準装備した。
そのほかにも、自然対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や最新の安全運転支援システムを備えた。
日本では「GLE 400 d 4MATIC クーペ スポーツ」(ステアリング位置:右)、「メルセデスAMG GLE 53 4MATIC+ クーペ(ISG搭載モデル)」(ステアリング位置:左/右)を2モデルをラインアップする。
GLE 400 d 4MATIC クーペ スポーツ
GLE 400 d 4MATIC クーペ スポーツは、最高出力330PS(243kW)、最大トルク700Nmを発生する直列6気筒 3.0リッタークリーンディーゼルエンジンを搭載。
トランスミッションは9速AT「9G-TRONIC」を採用。駆動方式は4WDで、新開発の「4MATIC」を採用して前後100-0%~0-100%の連続可変のトルク配分を行なうことで、オンロードとオフロードの性能を高いレベルで両立させた。
そのほか、道路の凹凸やコーナリング状態に合わせて快適な乗り心地を作り出す、アクティブサスペンション「E-ACTIVE BODY CONTROL」をオプション設定している。
メルセデスAMG GLE 53 4MATIC+ クーペ(ISG搭載モデル)
メルセデスAMG GLE 53 4MATIC+ クーペ(ISG搭載モデル)は、電動スーパーチャージャーを採用して、最高出力435PS(320kW)、最大トルク520Nmを発生する直列6気筒 3.0リッターガソリンエンジンを搭載。
最高出力21PS(16kW)、最大トルク250Nmを発生する電気モーターをエンジンとトランスミッションの間に配置してオルタネーターとスターターの機能を兼ねるISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を採用して、電気モーターと48V電気システムにより従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行ない、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電することが可能。
トランスミッションは、電子制御式9速トランスミッション「AMGスピードシフトTCT(トルク・クラッチ・トランスミッション)」を搭載。駆動方式は4WDで、可変トルク配分を行なう「AMG 4MATIC+」が採用されている。