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ボルボ、Google傘下の自動運転開発企業ウェイモと戦略的パートナーシップ締結

新しいモビリティに特化した電気自動車プラットフォームの統合を目指す

2020年6月25日(現地時間)発表

 ボルボ・カー・グループは6月25日、完全自動運転の技術開発で世界をリードするWaymo(ウェイモ)と、関連会社のPolestar(ポールスター)および、Lynk&Co.International(リンク・アンド・コー・インターナショナル)らも含めて、戦略的パートナーシップを結んだことを発表した。

 すでにWaymoは、ボルボ・カー・グループのL4(レベル4の自動運転技術会)指定パートナーであり、両社はまずWaymoの完全自動運転技術「Waymo Driver」を、配車サービスのためのまったく新しいモビリティに特化した電気自動車プラットフォームに統合することを目指して協力する。

ボルボ・カー・グループの最高技術責任者であるヘンリック・グリーン氏

 ボルボ・カー・グループの最高技術責任者であるヘンリック・グリーン氏は「完全自動運転車は、これまでにないレベルまで路上の安全性を向上させ、人々の生き方、仕事、旅行に変革をもたらす可能性を秘めています。Waymoとのグローバルなパートナーシップは、ボルボ・カーズ、Polestar、Link & Co.にとって、新しくエキサイティングなビジネスチャンスを切り開きます」とコメントしている。

Waymoの自動車分野の最高責任者であるアダム・フロスト氏

 また、Waymoの自動車分野の最高責任者であるアダム・フロストは「ボルボ・カー・グループとの重要なパートナーシップは、Waymo Driverを数年間にわたり海外展開するうえで、競争の激しい自動運転分野において重要なマイルストーンを示しています。また、ボルボ・カー・グループは、路上をより安全にし、移動手段としてより身近で環境に優しい自動運転の未来を創造するという私たちのビジョンを共有しています。我々は最新の自動車パートナーとしてボルボ・カー・グループを迎えられることを嬉しく思います」と述べている。