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ナビタイムジャパン、スズキのSDL対応車載機と連携開始。iOS向けカーナビアプリ「カーナビタイム」が利用可能に

Android OS向け「カーナビタイム」も順次対応予定

2020年7月3日 発表

 ナビタイムジャパンは7月3日、スズキのSDL対応車載機との連携を開始して、iOS向けカーナビアプリ「カーナビタイム」が利用可能になったと発表した。

 SDLは、トヨタ自動車、スズキ、フォードをはじめとする自動車メーカー、車載機器メーカー、オートモーティブ関連ソフトウェア各社が加盟する「スマートデバイスリンクコンソーシアム」によって策定されている、業界標準の車載コネクト用オープンソースプラットフォーム。

 ナビタイムジャパンでは、2019年10月にSDL対応「カーナビタイム」を提供開始しており、SDL対応車載機との連携は、トヨタ、ダイハツ工業に続いて3社目。

 同社が提供するカーナビタイムは、端末内に地図を保持することでオフラインでも使用できるスマートフォン向けカーナビアプリ。VICSによるリアルタイムの渋滞情報や駐車場の満空情報の確認、独自のノウハウを活かして渋滞を考慮したルートや車高・車幅を考慮したルートを案内する。

 SDL対応車載機との連携により、車載ディスプレイを用いることで視認性が向上して、安全・快適にカーナビタイムを利用できるとしている。

 同社では、今後の計画としてカーナビタイムと車載機を連携させることで、車速情報など車両から取得できる情報をスマートフォンアプリで活用することも検討。これにより、例えばトンネル内などGPS情報を取得できない場所でもより正確なナビゲーションが可能となるなど、ナビタイムジャパンのカーナビ技術やサービスの向上も期待できるとしている。

 なお、Android OS向け「カーナビタイム」においても順次対応予定としている。