ジェイテクト、小型シャフト部品の量産加工用CNC円筒研削盤「e300Gi」

　ジェイテクトは7月8日、自動車部品、電気機器部品、産業機械部品などの小型シャフト部品の量産加工に最適なCNC円筒研削盤「e300Gi」をモデルチェンジした。

　生産現場における厳しいコスト競争や品質向上要求、多品種生産、そして労働人口の減少に伴う自動化への対応が求められる中、e300Giはセンター間距離320mmまでの小型シャフトに特化し、高い生産性の実現と、クライアントの生産形態にあったツーリングパッケージと自動化システムを用意した。

製品特長

生産性の向上

・安定した高精度加工を実現
　CAE解析技術を活用し高剛性、低振動、低熱変位のベットを実現。また、アイソレーションカバーの採用により、クーラント熱がベットに伝わることを防ぎ、寸法変化の30％減少に成功。

・CBNといし採用
　CBNといしの採用により、といし修正待ち時間削減、といし交換頻度の削減、と粒混入によるクーラントタンクメンテナンス工数の削減、といし径変化に伴う品質確認工数削減を実現。

・NCシフト機構による段取り替え作業の容易化
　工作物の長さに合わせ自動心間調整することで、定寸装置の位置変更が不要となり、段取り替えレスを実現。

選びやすさの追求

・ツーリングパッケージを3パターン用意

・生産形態にあった搬送システムを提供

・簡単準備
　マシン一体型ローダにより、据付時のローダ芯だし不要。また、工作物にあわせた動きをボタン1つで位置記憶、データ取り込みをすることで、座標入力の手間を省け、素早い生産開始が可能。

安心稼働

・TOYOPUC-Touchの採用により操作性向上(J-Operate)
　ディスプレイの大型化（25％拡大）により情報を一括表示し、画面切替不要。

・設備状態の見える化（J-Support）
　点検、状態、寿命、サーボ状態など、見える化機能で作業をサポート。

・IoEを活用した設備診断（JｰCare）
　迅速な対応により、異常復帰時間を短縮。

製品仕様