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メルセデス・ベンツ、「Cクラス」「Eクラス」など65車種5万8021台リコール。スライディングルーフに不具合

2020年7月16日 発表

 メルセデス・ベンツ日本は7月16日、「Cクラス」「Eクラス」など65車種のスライディングルーフに不具合があるとして、計5万8021台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は、スライディングルーフのガラスパネルにおいて製造工程での下地処理が不適切なため、接着強度が不十分なものがある。そのため、ガラスパネルに浮きが発生し、最悪の場合では走行風により脱落して、後続車両の妨げになるおそれがある。

 改善措置として、全車両のスライディングルーフの製造日を確認して、対象の期間であるものはガラスパネルの接着強度を点検し、不十分なものはスライディングルーフを良品に交換する。

 対象車両の輸入期間は2000年6月29日~2010年7月23日。これまでの不具合件数は0件で、事故は発生していない。

改善箇所説明図