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ホンダ、「CBR250RR」を一部仕様変更。新形状ピストン採用など最高出力41PSに
別売り純正アクセサリーに「クイックシフター」を設定
2020年7月24日 11:12
- 2020年9月18日 発売
- グランプリレッド(ストライプ):85万4700円
- マットガンパウダーブラックメタリック、パールグレアホワイト、グランプリレッド:82万1700円
本田技研工業は、軽二輪スーパースポーツモデル「CBR250RR」を一部仕様変更して、9月18日に発売する。一部仕様変更により最高出力41PSへ出力を向上させたほか、カラーリングなどを変更。4色展開となり、価格は「グランプリレッド(ストライプ)」が85万4700円、「マットガンパウダーブラックメタリック」「パールグレアホワイト」「グランプリレッド」が82万1700円。
CBR250RRは、最高出力30kW(41PS)/13000rpm、最大トルク25Nm(2.5kgfm)/11000rpmを発生する、水冷4ストロークの直列2気筒DOHC4バルブ 249ccエンジンを搭載。トランスミッションは常時噛合式6段リターンを採用する。
燃費性能では、定地燃費値で40.1km/L(60km/h:2名乗車時)、WMTCモード値で27.1km/L(クラス3-2:1名乗車時)を実現する。
一部仕様変更は、パワーユニットでは新形状のピストンにより高められた圧縮比に対応するため、ピストンリング溝に錫メッキ処理を追加したほか、浸炭処理により強度を高めた浸炭コンロッドを採用。
フリクションロスを最小限に抑えるため、バランサーシャフト軸の小径化やバルブスプリング荷重の低減、エンジン内のポンピングロス低減につながるシリンダー下端への切り欠きを追加するなど最高回転数を高めながら、点火時期、吸気系部品の最適化やマフラー内部構造の変更などを施すことで、従来モデルに対して最高出力と最大トルクの向上を実現させた。
出力特性の変更に伴い、スロットルグリップ操作に対してより緻密なスロットルバルブの制御を行なうスロットルバイワイヤシステムでは、ライディングモードの各パラメーター設定値を最適化しライダーの好みに合った3種の出力特性を選択可能にした。
足まわりでは、フロントサスペンションのフリクション低減と減衰力の最適化を図り、市街地での扱いやすさをより高めながら、スポーツ走行での路面追従性を向上。また、新たにクラッチレバーの操作荷重と、シフトダウンに伴う後輪ホッピングを軽減するアシストスリッパークラッチを標準装備として採用した。
さらに別売りの純正アクセサリーとして、シフトアップ/シフトダウン時のより素早いシフトチェンジ操作を可能とする「クイックシフター」(価格:2万5300円)を設定。より操りやすく快適でスムーズな乗り味を実現させたとしている。