ランボルギーニ、「アド・ペルソナム」にバーチャルスタジオ版開設。世界各地からアクセス可能

新たに開設されたバーチャルスタジオ版 アド・ペルソナム

　アウトモビリ・ランボルギーニは7月20日（現地時間）、新しくバーチャルスタジオ版の「Ad Personam（アド・ペルソナム）」を開設したと発表した。

　このバーチャルスタジオを利用することで、世界各地からイタリアのサンタアガタ・ボロネーゼにある実在するアド・ペルソナムへ足を運ぶことなく、新しく購入するランボルギーニを自分だけの1台にパーソナライズすることが可能となる。

　バーチャルスタジオ版アド・ペルソナムは、7月からディーラーを通して約2時間の初回コンサルテーションが予約できるようになり、ビデオ通話によるコンサルテーションには好きな場所から参加可能。ディーラーの営業担当者と共にショールームを見学したり、幅広いオプションが展示されたアド・ペルソナムでランボルギーニのスペシャリストが個別対応したりしてくれる。

　バーチャルスタジオ版アド・ペルソナムには希望するモデルが用意され、アド・ペルソナムチームからのデザインやコンフィギュレーションの提案がライブで行なわれる。また、スマートフォンカメラを使用して、さまざまな角度からの映像やクローズアップ映像も見ることが可能。バーチャルスタジオでのコンサルテーション後には、レンダリング画像や素材サンプルも含めた提案内容が送られてくるという。

　アウトモビリ・ランボルギーニのChief Commercial Officerのジョヴァンニ・ペロシーノ氏は「ランボルギーニは困難な課題に対して、常に最良の解決策を探っています。アド・ペルソナムの新しいバーチャルスタジオは、誰もが国境を越えて移動することに慎重なこの時期であっても、1対1のスペシャルなサポートを通して、完全に自分だけのクルマをカスタマイズしたいというお客さまのご要望に応えられるように、入念に考案されました。将来的にはサンタアガタ・ボロネーゼに皆さまをお迎えできることを楽しみにしていますが、年内はバーチャルスタジオで150件以上のコンサルテーションが行なわれるものと見込んでおり、バーチャルスタジオは今後も選択肢の1つとして続けていく予定です。また、パーソナライゼーションに関して豊富な経験があり、拠点内に素材サンプルなども用意し世界各国のディーラーの協力の下、さらにデジタル化が進む時代に、1台だけのランボルギーニをバーチャルにデザインするというエキサイティングな機会が実現できました」とコメントしている。

限定10台のアヴェンタドール SVJ Xago

　また、アド・ペルソナムのバーチャルスタジオ開設を祝し、スペシャル・エディションの「アヴェンタドール SVJ Xago」も発表。10台のみの限定生産で、アヴェンタドール SVJの仕様をバーチャルスタジオを利用した場合に限り予約可能となる。

　土星の北極付近にある六角形の雲の模様と、自然界に見られる六角形の模様の力強さにインスピレーションを得たXagoは、ランボルギーニを象徴する六角形モチーフがテーマ。エクステリアには、特別にデザインされた、フェーディングしていくシルバーの六角形モチーフを施し、さらに1台ごとに異なるアド・ペルソナム限定のコントラスト色が随所に加えられる。

　また、ホイールはアド・ペルソナム特注のグロスブラックのNireoを採用。インテリアも六角形をテーマとしたスペシャル・デザインのシートに、エクステリアと同色のコントラストカラーが組み合わされる。なお、10台限定のアヴェンタドール SVJ Xagoには、それぞれのナンバーを記したプレートも装着される。