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ランボルギーニ、「シアン ロードスター」世界初公開。限定19台のオープンモデルは完売

スーパーキャパシターを搭載するV12エンジンは最高出力819HP

2020年7月8日(現地時間) 発表

オープントップハイブリッドスーパースポーツカー「シアン ロードスター」

 伊ランボルギーニは7月8日(現地時間)、オープントップハイブリッドスーパースポーツカーの「シアン ロードスター」を世界初公開した。限定19台のモデルとなりすべて完売という。

 シアン ロードスターに搭載されるハイブリッドシステムは、リチウムイオンバッテリーの10倍の電力を貯蔵するという世界初のテクノロジー「スーパーキャパシター」を採用。

シアン ロードスター

 最高出力577kW(785HP)/8500rpmを発生するV型12気筒エンジンと最高出力34HPを発生するハイブリッドシステムを組み合わせて、システム全体として最高出力602kW(819HP)を実現。2.0kg/HPのパワーウエイトレシオにより、0-100km/h加速は2.8秒、最高速350km/h以上を実現する

シアン ロードスター

 ハイブリッドシステム単体で見ると、スーパーキャパシターと電動モーターの重量は34kgと、パワーウエイトレシオは1.0kg/HPを実現。スーパーキャパシターは同じ重量のバッテリーよりも3倍強力で、同じ電力を生成するバッテリーよりも3倍軽量といい、コクピットとエンジンの間の隔壁に配置することで完璧な重量配分も実現するとのこと。

 また、充電と放電の両方で同じ効率が保証され、ランボルギーニでは最も軽量で効率的なハイブリッドソリューションと自信を示す。

 ランボルギーニの会長兼最高経営責任者のステファノ・ドメニカリ氏は「シアンの革新的なハイブリッドパワートレインは、ランボルギーニスーパースポーツカーの方向性を示すもの。シアン ロードスターはランボルギーニの精神を表している」などとコメントしている。

シアン ロードスター