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伊ランボルギーニ、オープントップモデル「ウラカン EVO スパイダー」ジュネーブショー 2019で初公開

日本価格は3282万7602円(税別)。640HP/600Nmの自然吸気V10エンジン搭載

2019年2月26日(現地時間)発表

ジュネーブショー 2019で初公開される「ウラカン EVO スパイダー」

 伊アウトモビリ・ランボルギーニは2月26日(現地時間)、スイス ジュネーブで開催される「第89回 ジュネーブ国際モーターショー」(プレスデー:3月5日~6日、一般公開日:3月7日~17日)で次世代スーパースポーツカー「ウラカン EVO」のオープントップモデル「ウラカン EVO スパイダー」を初公開すると発表した。日本での販売価格は3282万7602円(税別)。

 ウラカン EVO スパイダーは、1月に発表されたクーペボディのウラカン EVOに採用される各種テクノロジーを受け継ぎつつ、ルーフを電動油圧式の軽量ソフトトップに変更。ソフトトップはセンターコンソールに配置されたボタンを押すことで、50km/hまでの走行中に17秒でオープン可能となっており、ソフトトップ格納後にはボディ同色の2つのフィンが格納したルーフのケースからシートバックに向かって立ち上がる。このフィンによって車体後方までつながるラインが形成され、車高の低いダイナミックな外観が強調される他、フィンの間に組み込まれたダクトによってオープントップ走行時の風の巻き込みが抑えられる。

 また、ルーフ位置と関係なく電動昇降可能なリアウィンドウも備えており、クローズ状態では風防効果を高め、オープン状態では独自のエンジンサウンドをさらに体感できるようにする。

17秒でオープン可能な電動油圧式の軽量ソフトトップを採用

 パワートレーンではウラカン EVOでも搭載するV型10気筒 自然吸気5.2リッターエンジンを採用し、7速DCTのトランスミッションとハルデックスの手による4WDシステムを組み合わせる。チタン製インテークバルブを使用する自然吸気エンジンは最高出力470kW(640HP)/8000rpm、最大トルク600Nm/6500rpmを発生。乾燥重量は1542kgでパワーウエイトレシオは2.41kg/HPとなり、ダウンフォースの発生と空気抵抗の低減を両立させるウラカン EVO譲りのエアロダイナミクスとも合わせ、最高速はウラカン EVOと同じ325km/hを実現。0-100km/h加速は3.1秒、0-200km/h加速は9.3秒という力強い動力性能を披露する。

 このほかにも、ウラカン EVOで初採用された“ドライバーの次の動きとニーズを予想”してビークルダイナミクス制御の予測を行なう「ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ(LDVI)」をはじめ、“バージョン2.0”にアップグレードされた「ランボルギーニ・ピアッタフォルマ・イネルツィアーレ(LPI)」、LPIの情報でダンピング制御を瞬時にコントロールする「磁性流体サスペンション」、後輪操舵を行なって低速走行中の機敏さ、高速コーナーリング時や厳しい条件下での制動時に最大の安定性を確保する「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)」などの技術を搭載し、爽快なオープンエアドライビングと刺激的な走行パフォーマンスを兼ね備えたモデルとしている。