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伊ランボルギーニ、V12エンジン搭載のハイパーカー登場を予告。2020年デビュー

サーキットもオフロードも走れるスーパーSUV「ウルス ST-X」も登場

2019年10月26日(現地時間) 発表

2020年デビュー予定のV型12気筒エンジンを搭載する新しいハイパーカー

 伊ランボルギーニのモータースポーツ部門ランボルギーニ・スクアドラ・コルセは10月26日(現地時間)、2020年デビュー予定のV型12気筒エンジンを搭載する新しいハイパーカーの予告動画を公開した。

 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラで開催されたイベントで公開された予告動画では、大きなリアウィング、ルーフのエアスクープ、デュアルエアインテークを備えたレース仕様のフロントフードなど、同モデルの特徴が示された。

 このハイパーカーは、スクアドラ・コルセが開発してサンタアガタ・ボロネーゼのチェントロ・スティーレがデザインを手がけた新しいサーキット専用のスーパースポーツカー。最高出力830HPを発生する自然吸気のV12気筒 6.5リッターエンジンを搭載して、Xtrac製の6速シーケンシャルトランスミッションを組み合わせる。

 ボディ構造は、アルミ製のフロントフレームをカーボンファイバーモノコックに結合して、エンジン収容部にはねじれ剛性と曲げ剛性を最大化する鋼製のロールケージを設けるなど、最高水準の安全性を保証できる設計とした。

 また、サスペンションアームはギヤボックスに直結して剛性を向上させるとともに、機械式セルフロッキング型のディファレンシャルによって、ドライバーは動的にプリロードを調整してサーキットやアスファルトの状況に合わせて車両の操作性を最適化できるという。

ウルス ST-X

 同イベントでは、合わせてスーパーSUV「ウルス」のレース仕様「ウルス ST-X」も公開。ミサノ・アドリアティコで開催される2020年ワールドファイナルで初レースに参加する。

 ウルス ST-Xは、V型8気筒 ツインターボエンジンを搭載するとともに軽量化が図られた。フロントではカーボンファイバー製のボンネットに補助エアインテーク、リアはカーボンウィングとレース仕様のエキゾーストを特徴としている。

 ボディカラーはグリーンの「Verde Mantis」にレッドのアクセントが付けられた。また、ロールバーで強化されたコクピットには、レース仕様のシートと消火器具を備える。

ウルス ST-X