ランボルギーニ、SUV「ウルス」の新デザインエディション「Pearl Capsule」

　アウトモビリ・ランボルギーニは6月17日（現地時間）、スーパーSUV「ウルス」の新デザインエディション「Pearl Capsule」を発表した。価格は2789万1882円（税別）。

　初のウルス専用カスタマイズオプションとなるPearl Capsuleは、ウルスのスタイルとパフォーマンスをさらに引き立てるため、ランボルギーニのデザイン部門チェントロ・スティーレ氏がデザインしたもの。

　強い主張を感じさせるツートーンのエクステリアは、ランボルギーニ伝統の高光沢4層パールカラー、Giallo Inti、Arancio Borealis、Verde Mantisに、ハイグロスブラックのルーフ、リアディフューザー、スポイラーリップ、その他ディテールが組み合わせられる。また、スポーティーなマットグレーのテールパイプ、ボディカラーのアクセントを加えたhigh-gloss blackの23インチホイールを装着。

　インテリアもユニークなツートーンの配色で、シートには六角形のQ-Cituraステッチとロゴの刺繍が施され、ディテールにはカーボンファイバーとブラックアルマイトを採用。専用オプションのフルエレクトリックシートは、通気性のよいパーフォレーションの入ったアルカンターラ仕立て。

　ウルスMY2021モデルとなるPearl Capsuleは、この2色のほかにも生産初年の2019年以後に拡大された、さまざまなカラーと機能が選択可能となっている。ちなみにウルスでもっとも人気の高いカラーはエレガントなグレー系で、それに僅差でランボルギーニのトレードマークでもあるイエローが続く。

　ウルスは、セグメント内でもっとも包括的な先進運転支援システムを含む強力な標準・オプション装備に加え、オーナーの個性を一層際立たせる最新の標準カラーパレットと、ますます増えた専用カラーから選択できるほか、Lamborghini Ad Personamを通して、インテリアをさらにカスタマイズすることも可能。

　アウトモビリ・ランボルギーニのChairman and Chief Executive Officerのステファノ・ドメニカリ氏は「ランボルギーニ・ウルスは発表以来、さまざまなライフスタイルのオーナーに愛されてきました。その80%近く（内、約10%は女性）が、初めてのランボルギーニオーナーで、ビジネスや家族での外出はもちろん、ラグジュアリーかつ感動的なパフォーマンスでレジャーにも活躍し、スポーティー、エレガントどちらのシーンでも堪能できる多彩さをお楽しみいただいています」とコメント。

　続けて「オーナーが好むカラーもさまざまで、ランボルギーニの伝統的なスポーティーなカラーに加え、より抑えた色合いも好まれます。また、都市空間から砂丘、田園からスキーリゾートまで、あらゆるシーンで冒険をする幅広い層のオーナーにアピールするウルスは、次の段階として、ウルスの機能性とカスタマイズ性の拡張を考えています。Lamborghini Ad Personamプログラムとランボルギーニカラーは、ブランドになくてはならない要素です。新オプションでは、ウルスのオーナーにそれぞれの個性やライフスタイル、ウルスと共に臨む冒険を反映させたエクステリアとインテリアを選択していただけます」とコメントしている。

　2019年、ランボルギーニは生産拠点内にペイントショップをオープンし、匠の技とテクノロジーの組み合わせ、さらにベンチマークのAI（人工知能）アプリケーションを組み込むことで、カラーの選択の幅と可能性を広げている。

　スポーティーで鮮やかなボディカラーへの需要を反映したイエロー、オレンジ、グリーンの新しいパールカラーに加え、ウルス専用のメタリックグレーGrigio Keresも、Ad Personamで選択できるブラック、グレー、ブルー、ホワイトなど各種マットカラーを含むエレガントなカラーパレットの新色に加わった。また、ウルスMY2021モデルは、技術、安全性、先進運転支援システム（ADAS）の面で、もっとも充実した最大12個の標準機能と、ヘッドアップディスプレイを装備する。

　さらに、ウルスMY2021モデルの主な改良点としては、新しいキーデザインと、最先端のインテリジェントパークアシスト機能を含む「パーキングアシストパッケージ」オプションがある。このオプションでは、ボタンを押すだけで、ステアリング、アクセルスロットル、ブレーキの自動制御による自動縦列・並列駐車が行なえる。そのほかにも、ランボルギーニクオリティで最高品質の730Wのアンプと、17個のスピーカーからなる高級サウンドシステムSensonumが含まれている。