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ランボルギーニ、「ウラカン EVO RWD」日本初公開。後輪駆動でピュアなドライビングを提供
「ドライバーとクルマの比類なき絆を生み出すことができるモデル」
2020年1月10日 16:55
- 2020年1月10日 開催
アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは1月10日、4WDモデルとなる「ウラカン EVO」を後輪駆動にした「ウラカン EVO RWD」を日本初公開した。日本でのデリバリーは2020年春以降で、価格は2412万6941円(税別)の予定。
ウラカン EVO RWDのボディサイズは4520mm×1933mm×2236mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2620mm。最高出力449kW(610HP)/8000rpm、最大トルク560Nm/6500rpmを発生するV型10気筒 5.2リッターエンジンを搭載し、トランスミッションに7速DCTを組み合わせる。
後輪駆動化で部品点数を減らすとともに、軽量アルミニウムとカーボンファイバー製のハイブリッドシャシー、アルミニウムと熱可塑性樹脂で構成されるボディにより、車両重量はウラカン EVOの1422kgから1389kgに軽量化。パワーウェイトレシオは2.28kg/HPで、前後重量配分は40:60。0-100km/h加速は3.3秒、最高速は325km/hに達する。
最適なフィードバックを得るためにウラカン EVO RWDのために再調整された電気機械式、サーボアシスト付きのランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)を搭載するとともに、特別にチューニングされた最新のパフォーマンス・トラクション・コントロール・システム(P-TCS)を採用。通常は急にトルクを遮断して車両が安定してから再びトルクを発生させるところ、P-TCSは前もってトルクを発生させて急激なトルク低下を防ぎ、コーナーでのトラクションを向上させるとともに、ドリフトや横滑り後の再調整のフェーズでもトルクを得られるようになっている。
足まわりは平行四辺形を描くダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、パッシブ・ショックアブソーバーを搭載。ピレリ製「P Zero」タイヤが装着された19インチのカリ(Kari)リムには、クロスドリル加工ベンチレーテッド・スチールブレーキを搭載。オプションで、20インチのリムとカーボンセラミック・ブレーキも選択可能となる。
ピュアドライブで走りを楽しむためのウラカン EVO RWD
イベントでは、アウトモビリ・ランボルギーニ Managing Director of Japan and South Korea フランチェスコ・クレシ氏が「ウラカン EVOシリーズの最新エディションとして、今回皆さまに初めてお披露目させていただきます。これは、ドライバーとクルマの比類なき絆を生み出すことができるモデルです。このクルマで皆さまにとって何よりのドライビングエクスペリエンスをお届けいたします」とあいさつした。
続けて、ウラカン EVO RWD Launch Managerのヴィットリオ・ミラノ氏が登壇。「今日このような重要なイベントのために日本に来ることができてうれしく思います。今年初めてのランボルギーニのイベントは、ウラカン EVO RWDの初公開となります。これは私たちがドライバーとエモーションをピュアなドライビングエクスペリエンスでつなぐプロジェクトです」とウラカン EVO RWDについて紹介。
ミラノ氏によると、ウラカン EVO RWDは「どのドライバーもクルマを駆るときに感じられるフィーリングを喚起することが狙いだった」と語り、ビークルダイナミクスに取り組み、クルマをコントロールする際に最高のドライビングエクスペリエンスを提供することを目指したという。
ハイライトとして「車両のダイナミクスを向上したこと」「オーバーステアを30%向上させて簡単にコントロールできるようになり、あらゆる路面で走りの楽しさを実現したこと」「リアのダウンフォースを73%向上して高速走行時の安定性を高めたこと」などが語られた。
また、エンジンにも改良が加えられ、ミラノ氏は「ドライバーの呼吸と合わせられるようなパフォーマンスが可能となった」と自信を覗かせた。