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マクラーレンとガルフのタッグが復活。F1からスーパーカーまで複数年パートナーシップを締結

公道からサーキットまであらゆるマクラーレンマシンにガルフオイルが充填される

2020年7月28日(現地時間)発表

 マクラーレンとガルフオイルは7月28日(現地時間)、長期に渡る戦略的パートナーシップの締結を発表。世界屈指のアイコニックなブランドであるガルフが、世界的に有名なラグジュアリー・スーパー・メーカーのマクラーレン・オートモーティブおよびマクラーレン・レーシング・チームのパートナーとなる。

 このパートナーシップによって、長い成功の歴史を共に積み重ねてきた著名な2つのブランドが再び手を組むことになる。これは両ブランドが誇るイノベーションとトップクラスの能力を活用して、サーキットと公道の双方において勝利への方程式を築き上げるという共通目標を意味するとしている。

1968年に始まった2社の関係

 歴史的なマクラーレンとガルフの関係は1968年に始まり、1973年シーズン末まで継続。この間にガルフとマクラーレンはF1とCan-Amシリーズの双方で成功を収め、40以上のレースで勝利。その後1990年代のル・マン24時間レースでパートナーシップを復活し、名高いMcLaren F1 GTRが90年代末までガルフ・カラーで走行した。

 2021年からガルフはマクラーレン・オートモーティブが推奨するオイルサプライヤーとなり、高性能エンジンに最適化されたガルフのオイルと燃料が、すべてのマシンに充填されるという。世界中で開催されるマクラーレン・オートモーティブのカスタマーイベント「ピュア」においても販売店やチームキットにガルフのブランドが表示される。

 また少数の限られたユーザーを対象に、自身のマクラーレン・スーパーカーを、同社のビスポーク部門であるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズによるハンドペイントで、1990年代に名を馳せたF1 GTRル・マン・カーを再現したガルフ・カラーにするサービスも行なうという。

 今回のパートナーシップの再開にあたり、ガルフブランドは7月31日~8月2日に開催される2020年イギリスGPを皮切りに、マクラーレンF1チームに取り入れられる。ドライバーのランド・ノリス選手とカルロス・サインツ選手をはじめ、ピットクルーを含むマクラーレンのスタッフが、2020年F1シーズンを通してガルフのロゴを身にまとい、マクラーレンのF1マシン MCL35のエンジンカバーとミラーにもロゴがあしらわれるとした。

パートナーシップ再開を祝うコメント

 マクラーレン・オートモーティブCEOのマイク・フルウィット氏は「ガルフを再び迎えられるのは素晴らしいことです。ガルフとはマクラーレンの数多くのロードカーやレーシングカーを何年も飾った長い歴史的な関係があります。マクラーレンにはトップクラスのパートナーと育んできた豊かな歴史があり、再びガルフとの提携を継続できることを嬉しく思います。マクラーレン同様、ガルフもまた卓越した技術力、イノベーション、そしてレースやドライビングの興奮、というキーワードがふさわしいです。すべてのスーパーカーがガルフの燃料とオイルを搭載してマクラーレン・プロダクション・センターから旅立つことになります。また社内のビスポーク・チームと共に、自身のマクラーレン・スーパーカーをアイコニックなガルフ・カラーにカスタマイズできるという、数少ない1人となる選択肢にきっと興奮されるでしょう」と述べている。

 また、ガルフオイルCEOのマイク・ジョーンズ氏は「これはガルフ・ブランドを一流のモータースポーツに復帰させる大変エキサイティングなパートナーシップです。歴史を紐解けば、ガルフとマクラーレンとの特筆すべき実績であふれています。そして今、この比類なきパートナーシップの次章を記すため、私たちは再び手を組みました。公道とサーキットの双方において、将来の目標やイノベーションへの野心を共有するブランドと連携できることを誇りに思います。力を合わせて、ガルフとマクラーレンのトップクラスの能力を向上させることを楽しみにしています」とコメント。

 マクラーレン・レーシングの最高経営責任者、ザック・ブラウン氏は「エキサイティングなパートナーシップとなるガルフをマクラーレンに迎え、再びこの2つのアイコニックなブランドのタッグが実現することを嬉しく思います。ガルフはマクラーレンの歴史の一部で、そのイノベーションや卓越した技術力は業界でも広くしられており、マクラーレンと完璧に相応します。今シーズンからパートナーシップをスタートできるのを楽しみにしています」とコメントしている。