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マクラーレン、「旅」をイメージした緑鮮やかな「マクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSO」

スーパーカーで初めてカシミア素材を使用

2020年4月20日 発表

「マクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSO」

 マクラーレンは4月20日、ユニークかつアーティスティックなサテンのスリートーン塗装を施した色鮮やかな「マクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSO」を発表した。

 このモデルは、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)の多様かつ斬新な職人技によって、「マクラーレン GT」の多彩な才能とグランドツアラーとしての能力を表現。緑に溢れた(ヴァーダントな)風景と美しい地平を存分に楽しむための「旅」を想定して作られた、グランドツーリングのスーパーカーとなる。

緑に溢れた風景と美しい地平を存分に楽しむための「旅」を想定して作られた

 パワートレーンにはグランドツーリングのために最適化された、最高出力620PSを発生するV型8気筒 4.0リッターツインターボ・エンジンを搭載し、足まわりにはプロアクティブ・ダンピング・コントロール・サスペンションを採用。0-62mph(約0-100km/h)加速は3.2秒を達成する。

 カラーと素材は、技術的細密さを最良のかたちで組み合わせ、自然界の色合いと質感を反映。ボディカラーはMSOによるイノベーティブなサテンの3トーン塗装により、フレッシュな印象を付与。明から暗へとシームレスなグラデーションが施され、ノーズからテールまで、このモデルのために特別に作られたサテン仕上げの3つのグリーンである「ホーセル・グリーン」「アルボル」「プラトー」をブレンド。この色合いを完璧に融合させるため、430時間にも及ぶ作業が実施され、その作業の中には“MSO史上最も複雑な塗装プロセス”も含まれていたという。

明暗がシームレスに融合したグリーンの3トーンボディカラーが特徴

 ボディとフロント・スプリッターには、ラグジュアリーさを引き立てるネイピア・グリーンのピンストライプのハンドライティングアクセントを配置。MSOビスポークのブレーキ・キャリパーにもネイピア・グリーンを用いて、MSOブラック・パックに含まれている、ホイール、ウィンドウ上部周辺および、エキゾースト・フィニッシャーのグロス・ブラックの仕上げでコントラストを創出した。

ネイピア・グリーンのアクセントを採用

 インテリアでは、センタートンネル、ドア・インサート、ダッシュボード下部、サンバイザー、ヘッドレスト、シート背後の上部を、マクラーレンとして、さらにはスーパーカーでも初めての採用となるカシミアでトリミング。ローレル・グリーンのマイクロパイピングが入った、ダーク・グリーン、ジェット・ブラック、ローレル・グリーンのレザーが、チャコール・グレーのカシミアとの絶妙なコントラストを生み出している。

 キャビンは、GTに求められるスペース、快適さおよび使いやすさを備えているだけでなく、専用プラーク、ロゴ刺繍に加え、MSOロゴがレーザー・エッチングされたアクセル・ペダルでラグジュアリーさを演出。旅をすることを想定してデザインされたラゲッジは、ゴルフバッグやスキー用具も収納可能な570Lの容量を確保している。

マクラーレンとして初めてカシミアを用いたインテリア

 そのほかにも、高いレベルの技術と最新の職人技が融合した、“マクラーレン史上最も洗練された”というインフォテインメント・システムやアンビエント・ライティング、オプションのエレクトロクロマチック・ガラスパネルといった装備も設定されている。