イベントレポート 東京オートサロン 2020
マクラーレン、東京オートサロン初出展で「マクラーレン GT」「720S Spider」を展示
革新的なコンセプトの「Elva」の説明や導入予定車についても説明
2020年1月10日 19:06
- 2020年1月10日～12日 開催
- 入場料：特別入場券3500円、大人一般入場券2500円、中・高校生一般入場券1800円（全日とも保護者同伴に限り小学生以下無料）
幕張メッセ（千葉市美浜区）で開幕した「東京オートサロン 2020」（1月10日～12日）。今回が初出展となるマクラーレン・オートモーティブは、ブースで「マクラーレン GT」「720S Spider」の2台を展示したほか、プレスカンファレンスでは今後の導入予定などが語られた。
プレスカンファレンスでは、マクラーレン・オートモーティブ・アジア 日本支社代表の正本嘉宏氏が「マクラーレンオートモーティブは、ドライバーに究極のドライビング・プレジャーを提供すべく、最高のプロダクトとカスタマーエクスペリエンスを提供する、まさにエンターテインメント・カンパニーです」と説明。
さらに、東京オートサロン出展については「マクラーレン・オートモーティブが誕生したのは2011年。まだ10年に満たない新興ブランドです。そのため、過去の栄光、レーシングのイメージをかなり引きずり、まだまだ本当のクルマ好きの間でも、マクラーレン・オートモーティブのバリューについて、十分に私どもが情報発信できてない事実がある」ということに対応するためだと説明した。
さらに、日本でのビジネスについては「2012年にスタートし、右肩上がりで昨年は300台を超えるビジネスになっている。象徴的な出来事として、2019年の5月に日本の保有台数がついに1000台を超えるところまで行き、ファン層が徐々に拡大した」と説明。世界初の認定中古車店「マクラーレン クオリファイド東京」をオープンするなど中古車販売にも力を入れていくとした。
ブースの展示車はマクラーレン GTと720S Spiderの2台となるが、マクラーレン GTについては「満を持して投入する新しいセグメントであるグランドツーリング。リアのハッチの下にはゴルフバッグ、またはスキー板の収納もできる420Lの収納スペースを持った、極めてレアなスーパーカー」と説明した。
さらに、マクラーレン GTについては「新たな試みとして、カシミアをシートに使った新しいオプションも、今年の半ばに業界で初めて設定する」と予定を明らかにしたほか、最高速403km/hの「Speedtail」についても「本年度から日本でもデリバリー開始」とした。
また、マクラーレン・オートモーティブは2018年に中期的なビジネスプラン「トラック25」を発表しているが、その中の1つが2025年までに派生モデルを含め、ニューモデルを18車種導入していくというもの。正本氏は今後のモデルを紹介した。
その中でも時間を割いて説明したモデルは「Elva」。「究極のドライバーズエンゲージメント」「未知の体験をドライバーに提供できるアルティメットシリーズ」とし、ノスタルジックなスタイルの対極にあるクルマと説明した。
そのコンセプトは「ボンネットのアクティブエアマネジメントで、走行中、ドライバーとパッセンジャーを擬似的にエアでカプセル状にプロテクトする。ウインドシールドがないにもかかわらず、非常に快適な室内空間を提供するという革新的なもの」とした。
