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ホンダ、新型「CBR600RR」 最高出力121PS/14000rpmのスーパースポーツモデル9月25日発売

価格160万6000円

2020年9月25日 発売

160万6000円

新型「CBR600RR」

 本田技研工業は8月21日、スーパースポーツモデルの新型「CBR600RR」を9月25日に発売すると発表した。価格は160万6000円。

 新型CBR600RRは、最高出力89kW(121PS)/14000rpm、最大トルク64Nm(6.5kgfm)/11500rpmを発生する水冷・4ストロークの直列4気筒DOHC 599ccエンジンを搭載。トランスミッションは常時噛合式6段リターンを採用。

 燃費性能は60km/h定地燃費値で23.5km/L(2名乗車時)、WMTCモード値で17.3km/L(クラス3-2:1名乗車時)を実現する。

新型「CBR600RR」

 パワーユニットは、プロダクションレースにおける高い性能を確保するためカムシャフト、バルブスプリング、クランクシャフトなどの材質を変更することで、最高出力の発生回転数を14000rpmに引き上げた。この高回転化に伴って、吸気系ではスロットルボア径の大径化やインレットポート形状の変更。排気系ではエキゾーストパイプ各部のサイズや板厚の適正化などを図り、併せてバルブタイミングを見直すことで吸排気効率をより向上させ、89kWの最高出力を達成。

 シリンダーヘッドでは、ウォータージャケット形状を変更して燃焼室やエキゾーストバルブシート周辺の冷却効率を向上させた。

 また、ファンライディングをサポートする最新の電子制御技術としてIMU(Inertial Measurement Unit)を用いた車体姿勢推定システムを搭載。車体姿勢情報をABS、Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)と組み合わせることで、走行状況に応じた“操る喜び”を提供するという。

新型「CBR600RR」走行シーン

 装備面では、フルカラーTFT液晶メーターや灯火器にLEDを採用。そのほかにも、急制動の際にハザードランプを高速点滅することでいち早く後続車に伝える「エマージェンシーストップシグナル」、クラッチレバー操作荷重を軽減するアシスト機能とシフトダウンに伴う急激なエンジンブレーキによる後輪ホッピングを軽減するスリッパー機能を備えた「アシストスリッパークラッチ」などを採用している。

新型「CBR600RR」
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