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アウディ、「A1」「A3」「TTクーペ」計1万1015台リコール。7速Sトロニックに不具合

2020年8月26日 発表

改善箇所説明図

 アウディジャパンは8月26日、自動変速機油圧制御システム(メカトロニクス)に不具合があるとして、「TTクーペ 1.8T」「A3 1.8T」「A3 1.4TFSI」「A1 1.4/90kw」の計1万1015台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の輸入期間は2011年3月28日~2012年10月29日。

 リコール内容は、7速Sトロニック型自動変速機のメカトロニクスにおいて、アキュームレータ取り付け部のハウジング加工精度が不適切なため、始動時や渋滞走行などの大きな油圧変動が繰り返されると、ハウジングに微細な亀裂が発生するものがある。そのため、油圧が低下するとともに警告灯が点灯し、そのままの状態で使用を続けると最悪の場合、走行できなくなるおそれがあるというもの。

 改善措置として、全車両、自動変速機制御コンピュータを対策プラグラムに書き換える。また、油圧低下の故障コードが入力された場合はメカトロニクスを部品交換する。

 不具合の発見は市場からの情報によるもので、不具合件数は93件、事故は発生していない。