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アウディ、最終限定モデル「TT ロードスター ファイナルエディション」

最後のTT ロードスター。限定50台で価格は729万円

2020年7月14日 発表

729万円

最終限定モデルのアウディ「TT ロードスター ファイナルエディション」

 アウディジャパンは7月14日、2020年で生産終了となる「TT ロードスター」の最終限定モデル「TT ロードスター ファイナルエディション」を設定した。9月15日より販売を開始し、販売台数は50台限定。価格は729万円。

 TT ロードスター ファイナルエディションは、4WDモデルである「TT ロードスター 45 TFSI quattro」をベースに内外装の機能や装備面を充実させた。直列4気筒 2.0リッターターボエンジンを搭載し、230PS/370Nmという高出力を発揮。余裕のある優れたドライビングフィールと高い環境性能を両立する。

 2019年に発売した世界限定車「TT 20 years」との共通のアイテムをはじめ、初代TTを彷彿とさせる特別装備を多数採用。外装色はTT ロードスターのコンセプトカーに採用されていたドロミテグレーを彷彿とさせる専用色のナノグレーメタリック。また、初代TTのホイールを意識したシンプルなデザインの専用5スポーク19インチアルミホイールを組みわせる。

リアビュー
外装は専用色のナノグレーメタリック。マトリクスLEDヘッドライトを装備
シンプルなデザインの専用5スポーク19インチアルミホイール

 内装では、電動調整機能ボルスター付Sスポーツシート、アームレスト、センターコンソール等をイエローステッチの入るブラウンのモカシンレザーで統一。ドリフトアンスラサイトのデコラティブパネルの採用のほか、シートサイド゙&センターコンソールにはアンスラサイトファインペイントフィニッシュが施される。

 ほかにも、アウディサイドアシストやリアビューカメラなどの運転支援システムを含むコンフォートパッケージや、マトリクスLEDヘッドライト、エアスカーフ、初代TTのインテリアパーツを手掛けたBang & Olufsenのサウンドシステムなど、最終限定モデルとして希少価値の高い内容になっている。

内装
ブラウンのモカシンレザー&イエローステッチで統一
Bang & Olufsenのサウンドシステムを装備

 1998年に誕生した初代TTは、コンセプトカーを忠実に再現した、円をモチーフに直線と組み合わせたシンプルかつ先進的なスタイリングを持ち、当時の自動車デザインに大きな衝撃を与えた。それは、世界的に有名なドイツの造形芸術学校、Bauhaus(バウハウス)のデザイン思想を彷彿とさせるものとして、今も語り継がれるという。

 アウディジャパンでは、2019年8月よりバウハウス100周年を機に開催されている巡回企画展「開校100年きたれ、バウハウス—造形教育の基礎—」に協賛。7月17日~9月6日には、その最終展が、東京ステーションギャラリーで開催されるという。