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アウディ、「A8」のハイパフォーマンスモデル新型「S8」 マイルドハイブリッド搭載で571PS/800Nmを発生
2020年8月25日 12:27
- 2020年8月25日 発売
- 2010万円
アウディ ジャパンは8月25日、フラグシップセダン「A8」シリーズのハイパフォーマンスモデルとなる新型「S8」を発売した。右ハンドルと左ハンドルを設定し、価格はそれぞれ2010万円。
各シリーズにおける上級グレードとして位置づけられるSモデルは、圧倒的パワーと環境性能を両立する先進のエンジン、quattroフルタイム4WDシステムを搭載し、力強いパフォーマンス、優れたダイナミクス、そして高い実用性を兼ね備えたモデル。A8のSモデルとなるS8は、アウディ全体のラインアップにおけるフラグシップモデルとなる。
パワートレーンは、最高出力571PS、最大トルク800Nmを発生するV型8気筒 4.0リッターツインターボエンジンに、8速ティプトロニックトランスミッションを組み合わせ、駆動方式はフルタイム4WDを採用。さらにマイルドハイブリッドドライブシステム（MHEV）を搭載。これは48Vリチウムイオンバッテリーと、クランク軸にベルトを介して連結されるBAS（ベルト オルタネーター スターター）を中核技術とするスタートストップシステムで、48Vという電圧を背景に、エナジーリカバリーシステムにより、高いエネルギー回収効率を実現。また、減速および惰性走行時には、シリンダーオンデマンド（Cod）により、エンジンを停止して燃費を改善するという。
外装では、前後バンパーにS8専用デザインを採用するほか、4本出しの楕円エキゾーストフィニッシャーや、9J×21インチの5ダブルスポークデザインアルミホイールを装備。内装ではカーボンのデコラティブパネルや、バルコナレザーを用いたスポーツシートを採用するなど、スポーティさと上質さを演出する。
レーザースキャナーやカメラセンサーによって路面の凹凸を先読みし、サスペンションストロークをアクティブ制御するプレディクティブアクティブサスペンションを搭載。また、ダイナミックオールホイールステアリング（4輪操舵）を装備。65km/h以下ではリアタイヤをフロントと逆方向に最大5度まで電子制御により操舵することで、最小回転半径を小さくし、中高速ではリアタイヤをフロントと同方向に操舵することで、操縦安定性を向上させる。さらに、リアスポーツディファレンシャルをquattroに組み合わせ、快適かつダイナミックな走行性能を実現した。
新型S8のボディ構造は、アウディのブランドスローガン「Vorsprung durch Technik（技術による先進）」を体現し、初代A8に採用以来進化を続けるASF（アウディスペースフレーム）を採用。アルミニウムをはじめ、スチール、マグネシウム、そしてカーボンファイバー強化プラスチック（CFRP）を適材適所に組み合わせ、高強度・高剛性なボディにより、正確なハンドリングや高い静粛性を実現したという。
