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自工会 豊田章男会長、日英包括的経済協定の大筋合意に「歓迎」のコメント

2020年9月11日 発表

日本自動車工業会会長の豊田章男氏(参考写真)

 日本自動車工業会の豊田章男会長は9月11日、政府から日英包括的経済協定の大筋合意の発表を受けてコメントを発表。豊田会長は「日英包括的経済協定の交渉が大筋合意に至ったことを歓迎します」と、日EU経済連携協定と遜色ない内容と評価した。

 以下は豊田会長のコメント全文となる。


 日英包括的経済協定の交渉が大筋合意に至ったことを歓迎します。

 交渉開始から3か月という非常に短期間で、自動車・自動車部品の関税撤廃やグローバルなサプライチェーンに対応できる利便性の高い原産地規則等、日EU経済連携協定と遜色ない高い自由度の内容で大筋合意に到達したことにより、将来のビジネス環境の予見可能性が確保されることになります。これまでの日本および英国両政府関係者の多大なるご尽力に深い敬意と感謝の意を表します。

 グローバルに事業を展開している日本の自動車産業にとって、自由貿易の拡大は極めて重要な課題です。本協定が移行期間の終了から間断なく発効されることで、40年近くに渡る日本と英国の深く互恵的な貿易、技術、投資関係が一層強化されるものと期待しています。

 自動車業界としては、本協定を活かし、お客さまのニーズに合った商品を幅広く提供することで、日本と英国双方の経済関係の緊密化と発展に貢献していく所存です。