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フォルクスワーゲン、米国で新型コンパクトSUV「タオス」公開
2020年10月15日 11:00
- 2020年10月14日(現地時間)発表
フォルクスワーゲンは10月14日(現地時間)、米国において新型コンパクトSUV「タオス(TAOS)」を発表した。グレードは「S」「SE」「SEL」の3ラインアップで、詳細と価格は2021年夏の発売に先立って発表するとしている。
フォルクスワーゲングループ オブ アメリカのCEOであるスコット・キーオ氏は「タオスは、フォルクスワーゲンSUVファミリーの5台目の新規追加となり、アメリカの家族のニーズを満たす1台。フォルクスワーゲンが持つスタイル、テクノロジー、およびドライバビリティを、さらに手ごろな価格で提供します」と述べている。
外観は「アトラス クロススポーツ」を彷彿とさせるアダプティブフロントライティングシステム(AFS)を備えたLEDヘッドライトと、近ごろ発表したEV(電気自動車)のSUV「ID.4」のように、ロゴから外側に伸びるラインが特徴。また、力強いキャラクターラインを備えた独特のサイドプロファイルは「ティグアン」を、四角いホイールアーチはアトラスを連想させる。
17インチアルミホイールが標準装備され、18インチホイールと19インチホイールも設定される。パノラマサンルーフはオプションとなる。
ボディサイズは4465×1842×1636mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベース2690mm。2列目シートの後方に795Lのラゲッジスペースがあり、2列目シートを折りたたむと1877Lにまで拡張される。また、ゆったりとした荷室スペースを提供するだけでなく、足下のスペースも前席で1135L、後席で1073Lあり、すべての乗員が快適な乗り心地を得られるという。
車内はモダンなデザインとプレミアムフィットに仕上げていて、運転席は水平方向にすっきりとしたラインで構成され、中央のタッチスクリーンからドアインサートにシームレスに流れ込むデザイン。ツートンカラーのシートが標準装備され、オプションのレザーレットとレザーのシートも設定される。
また快適装備としては、オートヘッドライトやプッシュボタンスタート、8way電動シート(運転席のみ)、デュアルエアコンコントローラー、降雨感知ワイパー、ヒーター付きレザーレットステアリング、ヒーターおよびベンチレーテッド付きの前席、ヒーター付きサイドミラー、ヒーター付きウォッシャーノズルなどが標準装備される。
デジタルコクピットにはインストルメントクラスターが標準装備され、データプランに加入すると、車載WiFi機能を備えたフォルクスワーゲンカーネットも利用可能。また、ワイヤレス充電とワイヤレスApp-Connectを備えたMIB3インフォテインメントシステムも装備し、音声制御付き8インチタッチスクリーン、SiriusXM衛星ラジオ(3か月無料)、およびナビゲーションが装着される。上級グレードには、10色から選べる間接照明機能と8つのスピーカーを備えたプレミアムサウンドシステムが追加装備される。
先進の安全装置「IQ.DRIVE」はすべてのモデルに搭載され、自動ブレーキ付き前方衝突警告(フロントアシスト)、アクティブブラインドスポットモニター、レーンキーピングシステム(レーンアシスト)、ストップアンドゴー付きアダプティブクルーズコントロールを備える。さらに、トラベルアシストおよび緊急アシスト機能、ハイビームコントロール(ライトアシスト)、アダプティブフロントライティングシステム(AFS)、パークディスタンスコントロールも搭載する。
パワートレーンは4気筒1.5リッターターボエンジンを搭載。最高出力118kW(158HP)、最大トルク249Nmで、前輪駆動モデルは8速ATが、4輪駆動モデルは7速DSGデュアルクラッチATが組み合わされる。