トヨタ 豊田章男社長がサプライズでSUPER GT最終戦に登場 GTA 坂東代表、室屋選手とフライトイベントで共演

富士スピードウェイにサプライズ登場したトヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 豊田章男（運転席）と、株式会社GTアソシエイション 代表取締役 坂東正明氏

　11月29日、SUPER GT最終戦富士の決勝前イベントとして「Yoshi MUROYA × LEXUS Special Flight@ FUJI SPEEDWAY」が開催された。このイベントはエアレース世界チャンピオンの室屋義秀選手がレクサス車と一緒に富士スピードウェイを走るとして知られており、2020年シーズンは2度目の実施になる。

　最終戦のイベントということもあり、今回のLEXUS Special Flightにはサプライズでスペシャルゲストが登場。トヨタ自動車 豊田章男社長がレクサス車のステアリングを握り、富士スピードウェイのホームストレートに登場した。

室屋義秀選手の愛機と共演

世界のスポーツカーとともに走る豊田社長と坂東代表

　記者は、背広を着ているときはトヨタ自動車 豊田章男社長、もしくは日本自動車工業会 豊田章男会長、レーシングスーツを着ているときはモリゾウ選手と認識しており、今回は背広、さらにレクサス車を運転しているということで、トヨタ社長としての登場になるだろう。

　豊田社長はモリゾウ選手と異なり、ドリフトやドーナツターンをすることなくジェントルな運転でSUPER GTに参加する世界のスポーツカーとともに富士のストレートを駆け抜ける。その後、スタートラインで一旦停止。SUPER GTを主催するGTアソシエイション 坂東正明代表とともにあいさつ行ない、日本のモータースポーツを代表するSUPER GTが無事に最終戦まで開催されたことを喜び、富士スピードウェイに訪れた観客にお礼を述べた。

　この豊田社長と坂東代表のあいさつとタイミングを合わせるように、室屋選手と愛機が富士のストレートに進入。富士スピードウェイ上空で見事なアクロバット飛行を披露したほか、ストレート上では高度を下げるなどして、スポーツカーとの共演を果たしていた。