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BMW、「1シリーズ」「2シリーズ」計1万4399台をリコール 雨水がブレーキフルード内に浸入してブレーキが作動し続けるおそれ

製作期間は2013年6月29日~2015年3月14日

2020年12月2日 発表

 ビー・エム・ダブリューは12月2日、カウルカバーの不具合で雨水がブレーキフルード内に浸入することがあるとして、「116i」「118i」「120i」「M135i」「M235i」「220i」の6車種、計1万4399台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象車両の製作期間は2013年6月29日~2015年3月14日。不具合件数は200件で、事故は発生していない。

 不具合は、ブレーキマスターシリンダーのリザーバータンク上部に設置されているカウルカバーの排水設計が不適切なため、雨水がブレーキフルード内に浸入することがある。そのため、雨水と反応したブレーキフルードがゲル化して油圧制御ユニット内で詰まり、ブレーキペダルを放してもブレーキが作動し続けるおそれがある。

 改善措置として、全車両のカウルカバーを対策品に交換する。また、ブレーキフルードの含水率を点検し、必要に応じて関係部品を新品に交換する。

改善箇所説明図