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メディア、広報、開発、タミヤが超本気バトル! ミニ四駆「Honda e」メディア対抗レース参戦レポート
2020年12月7日 09:57
- 2020年12月4日 開催
本田技研工業は12月4日、「タミヤ 1/32レーサー ミニ四駆シリーズ Honda e」の発売を記念して、メディア対抗レースを開催した。参加したメディアは「カー・アンド・ドライバー」「GetNavi」「driver」「ベストカーWEB」「くるまのニュース」「Response.」「モーターマガジン」「月刊自家用車」「Clicccar」「Hanako」「The Motor Weekly」そして「Car Watch」の12媒体。さらにホンダからは「広報部」「開発(栃木)」「開発(埼玉)」の3チーム、さらに「タミヤ(MCガッツ氏)」と、そうそうたる顔ぶれ。
「11月28日の編集後記」に書いたように、事前に気合を入れてマシンを製作したものの、やはりぶっつけ本番で走らせるのは心配なので、完成後に港区新橋にあるタミヤプラモデルファクトリー新橋店に行き、テスト走行を実施。
早速コースを走らせてみると、タミヤ公認レースでは使えない高出力モーターを使っているためか、何度走っても勾配のあるスロープセクションで勢い余って飛び出してしまうことが判明。そこでいくつかパーツを買って帰り、とにかく“飛び出さないためのチューニング”を画策。案としては「ブレーキ強化」「重量増し」「ダウンフォース増大」の3つ。
すでに勾配にさしかかった際に地面に擦れて減速させるタミヤ製「リヤブレーキステーセット」は装着しているけれど、フロントも伸ばせば地面に擦るはずなので、フロントまわりの改修からスタート。全長16.5mmに収まるギリギリまでフロントバンパーを延長し、ブレーキスポンジを貼った状態で最低地上高も1mmギリギリまで下げる。さらにマスダンパーという鉛の塊の一番重いタイプをフロントに2個装備。とにかくフロントが発射台のように飛び上がらなければコースアウトする可能性も下がるだろうという作戦。
そしてダウンフォースといえばレーシングカーでもお馴染みのウイング。プラモデルから流用しようと思ったら、ちゃんとミニ四駆用の製品が発売されているじゃないですか! ということで早速ネットでポチッと購入。こうしてさらに手を加え最終仕様に仕上げ、メディア対抗レース当日を迎えたわけです。
いよいよ本番レース
メディア対抗レース当日、参加メディア控室は新型コロナ感染拡大防止のため3つの部屋に分かれて待機。なんと同室のClicccarは、手ぶらできたそうで、控室でゼロからマシンを作っているという衝撃的な展開。レースはトーナメント方式で行なわれ、走行順はくじ引きにより決定。自分はくじ運が強いのか、わるいのか「2」を引いてしまい、なんと人生初のミニ四駆レースが第1レースに決定。
対戦は鈴鹿サーキットを模したコースで3周の速さを競うもの。コースアウトは即失格で、2台ともコースアウトした場合は再レース。ただし再レースは1回までで、2回目はコース上に長く残っていたほうが勝利となるルール。なんと現場には、タミヤのスタッフが2名。さらにミニ四駆大会でMCを務めている「MCガッツ」氏が登場し、会場を盛り上げてくれた。
くじ引きによって分けられた走行グループ1は「カー・アンド・ドライバー」「Car Watch」「GetNavi」「タミヤ(MCガッツ)」「driver」「ホンダ広報部」の6チーム。どれも作り込みが半端じゃない。本番前の練習走行でコース走らせてみたところ、フロントまわりの改修が当たっていたようで、なんとかコースを飛び出さずに走れることを確認。むしろ重りを乗せ過ぎているのでは? と思い、先端にある重りを1つ外し、いよいよ運命の第1レース。緊張のあまり指が震えます……。
この後も第2グループ、第3グループ、準決勝と熱戦が繰り広げられ、決勝は「ホンダ広報部」「ホンダ開発チーム」「The Motor Weekly」となるところが、大人の事情“忖度”が発令し、急きょ敗者復活ジャンケン大会が行なわれて「カー・アンド・ドライバー」と「Clicccar」が復活し、「カー・アンド・ドライバー」「The Motor Weekly」「Clicccar」で決勝戦が行なわれ、レースは見事「カー・アンド・ドライバー」が優勝して、メディア対抗レースは幕を閉じた。
レースに「たら」「れば」は無意味だけれど、マシン的にはカー・アンド・ドライバーと同等の速さだったし、もし初戦でカー・アンド・ドライバーに勝っていれば……、もし敗者復活ジャンケンで勝っていれば……と悔しさいっぱいの大会となりました。
また、表彰式の後には「タミヤ(MCガッツ)」「ホンダ広報部」「ホンダ開発チーム」によるエキシビションマッチも開催された。各レースの模様は動画をご覧ください。