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ホンダ、再生可能エネルギーの活用と充電コスト低減を両立するEV向けエネルギーマネジメントサービス「e:PROGRESS」を英国で開始

2021年4月14日(現地時間)発表

Honda eとHonda Power Charger S+(4G)

電力コストの低い時間帯に自動的に充電を行なえるシステム

 本田技研工業の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは4月14日(現地時間)、再生可能エネルギーの活用と充電コストの低減を両立するEV(電気自動車)向けエネルギーマネジメントサービス「e:PROGRESS(イー プログレス)」の提供を英国で開始したと発表した。

 e:PROGRESSは、電力需要が少なく電力コストの低い時間帯にEVを充電することで、電力需要を平準化し再生可能エネルギー由来の電力使用拡大に貢献する、EV向けエネルギーマネジメントサービス。欧州初の自動車メーカーによるエネルギーマネジメントサービスとなり、Honda e(ホンダ イー)のオーナー向けに提供される。

 e:PROGRESSのサービスは「スマート充電」「リソースアグリゲーション」を専門とするMoixa(モイクサ)、英国初の変動型電気料金を提供する電力会社Octopus Energy(オクトパスエナジー)が共同で提供し、充電器設置をBritish Gas(ブリティッシュ ガス)が実施する。

 なお、ホンダはe:PROGRESSの開始に先駆け、電気自動車「Honda e」を2020年より販売。e:PROGRESS契約者は、スマートフォンのアプリケーションに必要な充電量を入力し、Honda eを「Honda Power Charger S+(4G)」など自宅の充電器につなぐだけで、モイクサのソフトウエアが最適な充電スケジュールを設定し、オクトパスエナジーが提供する変動型電気料金を活用できるため、電力コストの低い時間帯に自動的に充電を行なうことができるようになる。

 これにより、標準的な電気料金と比較して、1年間で最大475ポンド充電費用を節約することができるとしている。

Honda Power Charger S+(4G)